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Kyocera 230-AF

1986年12月、京セラが230-AFで一眼レフに参戦します。ミノルタから技術供与を受けたとも、実はα-7000より先に完成していたともいわれる本機ですが、確かにα-7000と同等の性能・機能を持っているように思います。

210-AF_1.jpg

定価89,800円。









210-AF_1-2.jpg

α-7000より先に完成していた、というのは1982年のフォトキナに出品されたコンタックス 137MDベースのAF機(以下137AF)のことでしょう。実用的なAF機で、ヤシカの経営状態により実用化されなかった、という記述を見ることがあります。確かに、レンズが巨大化してしまうという問題については、α-7000に先立つこと3年、同じボディ内モーターによるレンズ駆動を用いてすでに解決していました。

しかし、137AFのAF機構はハネウェルのTCLモジュールを利用したもので、この時点での性能はα-7000相当ではなく、F-501やOM707に近いものだったと考えるのが順当だと思います。それをもって、実用的なAF機、というのは少し神格化しすぎているように感じます。

仮にもコンタックスという重量級のブランドを擁するヤシカです。ミノルタ同様、既存AFモジュールでは役不足、という判断を下したと信じたいものです。経営難で実現できなかったのは製品化ではなく、新しいAFモジュールの開発であってほしい・・・・・・。

その後、京セラ(ヤシカ)はAF技術を手に入れ、230-AFが完成するわけですが、88年3月のミノルタの資料に、重要な契約として、京セラ(とオリンパス)に対して、カメラ、レンズに関する特許実施権を5年間許諾する旨が記載されています。これが87年3月の資料であれば、ひょっとするとα-7000と230-AFのAF機構は同じものかも!?といえるのですが・・・・・・。

ミノルタと京セラで、水面下でAF機構とボディ内モータの技術交換があったとすれば非常に面白いのですが、そんな根拠は今のところ掴んでいません。

で、α-7000に比肩する230-AFですが、ここまでα-7000に似せる必要があったのだろうか、と思える点がいくつかあります。左肩と右肩の高さがほんの少しだけ違うとか、左肩に4個のボタンを2×2で並べるとか、偶然一致するレベルの類似ではないような・・・・・・。やはり、何かしらの協働関係があったのでしょうか!?

210-AF_4.jpg

着脱式のストロボが特徴的な機体です。

210-AF_2.jpg

210-AF_3.jpg

ストロボというのはデザインと機能の両面で、他との差別化に手っ取り早いものなんでしょうか?OM707も、続けて取り上げる予定のペンタックスSFXも、ストロボをウリのひとつにしています。

210-AF_5.jpg

露出制御
Pのシフトを含めてPSAM全部入りです。

ファインダ
明るくて見やすいです。視野率95%、倍率0.82倍。ファインダ内に、絞り、シャッタースピード、モード(PSAM)、合焦マーカーと、ひと通り表示されます。

マーケット事情
ジャンクで1000円~2000円。ストロボの有無はお値段に影響ないようです。

なんといっても後継が現存しない機種であるので、レンズが安価に入手できます。αの古いレンズも比較的安価ですが、それよりもさらにお安い。ただし、αよりもずっとレアなため、出会うことができれば、の話です。

特筆すべきはズームレンズの重さ。手元に35-70、28-85、35-105、70-210、単50がありますが、50mmを除き、他社の同等レンズの倍ぐらい重量があるようです。



よくある不具合は、ストロボがついていない、ミラーがずれている、というぐらいでしょうか。
もちろん、電子カメラである以上、電源すら入らないことはあるでしょう。

ストロボがないのは単なる付属物の欠損です。なくてもそれほど困らないでしょう。

ミラーの方は、接着剤かなにかで固定されているだけのそれが経年劣化等で溶け、下にズレ落ちるというもので、ファインダ視野の異常(狭窄)、レリーズ(ミラーの上下)時のレンズとの干渉、といった症状になります。



本稿を書いている間に、私の個体も不動品になってしまいました。

久々に取り出し、気持ちよく2、3回カラ打ちをしているところに突然、シャッターも下りず、AFも動かず、液晶の表示もしなくなりました。動かないジャンクでまず試す手続きである『電池の接点を磨く』、を実行してみましたが、うんともすんともいいません。

わりと気に入っている機体なので、代替品をのんびり探す予定です。ミラーのズレた個体を直してみるのもありかな、と。




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