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Sigma SA-300

およそ2ヶ月ぶりの記事でとりあげるのは、シグマのSA-300です。1993年3月、定価50,000円。

今回アップしてある写真は、いつも以上にホコリが目立ちますが、これは本体表面のプラ溶け出しによるベタツキを取り切れなかったことによります。見苦しいかとは存じますが、ご容赦のほどよろしくお願いします。

SA300_1.jpg

さて、本機はシグマ初のOEMによらない一眼レフということになっています。それまでのシグマ機といえば、Mark I(1976年)がM42マウント、SA-1(1984年)がPentax K互換マウント、という、その当時メジャーなマウントを採用していましたが、本機から新開発の独自バヨネット式マウント、SAマウントとなりました。






おなじくペンタックスK互換マウントを採用していたチノンは、CP-9AFでマウントを電子拡張しAFマウントにしましたが、シグマは物理的にも全く新しいものとしてきました。

このSAマウントで面白い話が二つあり、ひとつはキヤノンEFマウントと電気信号互換であるということ、もうひとつがマウントの外側と内側、二種類のマウントを備えているということ、です。前者については、キヤノンEFマウントのレンズをSAに改造した、という話がネット上でもちらほらと拾うことができますね。後者は残念ながら(誰にとって?)デジタル一眼レフのSD10(2003年)まで採用され、SD14(2007年)では内側マウントだけになってしまったようですね。

マウントの話は、別の機会にとりあげるかもしれません。

SA300_2.jpg

なかなか洗練されたボディ・デザインで、このスタイルはSA-300N(翌1994年)、SA-5(1997年)と、ほぼそのまま踏襲されます。

お値段的にはエントリー機なのですが、ツーダイヤル機であるところ、最高シャッター速度1/4000秒を搭載しているところ、は超クラス的といってよいでしょう。とってもお買い得な機体だったと言えます。

発売の時点で、ユーザの手元にはSAマウントのレンズ資産はありませんでしたから、採算度外視で他社エントリー機並みに価格を抑える必要はあったでしょうね。

第2世代ミノルタ機にあったようなパノラマアダプターPS-300なるものも別売されていたようですが、現物をみたことはありません。

右手側上部です。

SA300_5.jpg

右肩は、上述のダイヤル二つと液晶、レリーズボタンのみのシンプルな構成です。

SAM各露出制御モードを通して、前ダイヤルがシャッター速度、後ダイヤルが絞り値を変化させます。Pモードにおいては、いずれも等しくプログラムシフトを行います。

測光モードは8分割、中央スポット、平均、の3方式です。独立したAEロックボタンも備えます。

AFはシングル(AF-S)とコンティニュアス(AF-C)に加え、両者を自動的に切り替えるAF-Pモードもあります。ただし、時代を下ってSA-7Nになっても中央一点でしたから、想像はできると思いますが、AFポイントは中央一点のみ。

連写は3コマ/秒。

便利な機能として、撮影可能枚数が3枚以下になるとフィルムカウンターが点滅して教えてくれるという機能があります。

左手側上部に移ります。

SA300_4.jpg

モードダイヤルは、ロック(電源OFF)を境にして右回転が全自動、左回転でPSAMと設定モードとなっています。全自動で使うなら、なにも考えずに右に回せばよいだけです。

モードダイヤルを取り囲むようにして三つのボタンが配置されています。右まわりに、
  ① 露出補正+連写・セルフタイマー・リモコン設定
  ② フラッシュ設定+測光モード選択
  ③ 内蔵フラッシュオープン
となっています。

①と②のボタントップにある絵の左右と、ダイアルの前後が対応しています。それぞれのボタンで左側に描かれた露出補正、フラッシュ設定はそれぞれ前ダイヤルで操作します。

AF機としては珍しく、ミラーアップをサポートしています。①のボタンを押しながら後ろダイヤルを操作すると、UPが選択できますので、それがミラーアップです。レリーズボタン一度押しでミラーアップ、もう一度押してレリーズ、となります。が、セルフタイマーと同時に設定はできないようなので、セットになっていたリモコンがないと、あまり使い道がないですね。私は持っていません。

内蔵ストロボをアップすると、こんな感じです。

SA300_3-1.jpg

SA300_3-2.jpg

機種名のプリントのそば、AF補助光ランプの横にあるのはプレビューボタンです。



スタンダード機としてみれば、お値段以外に訴えるものがある、という機体ではありません。過去のシグマ機ユーザにしてみれば、せめて物理的にはKマウントであってくれれば、というところではあるでしょう。

リアルタイムではよい機体であった、と思います。ただし、本機単体で見れば、の話であり、次の一台という問いに答えが用意されるかどうかわからなかった分、本機を選ぶというのは難しいものであったことが想像されます。実際、後継機は続いたものの、上位機は用意されませんでした。ま、通常の使用には、多くの人にとって本機(とその後継機)でまったくもって十分だと思うのですが・・・。

時代が下って2015年現在、本機も随分とガタが来ています。

まずは、シグマ機特有のファインダー赤化。そのせいもあって暗く、ファインダを除いた瞬間にちょっと撮影意欲がそがれてしまいます。今世紀にはいってからの機体SA-7Nにも見られた現象です。シグマでは、割と最近まで修理を受け付けていたようですね。

そして、本体のベタツキ。手持ちの機体の中でもワースト5に入るベトベト、ベタベタでした。握ると手が真っ黒になるような。

私の機体では、他に電池室周辺に割れがありました。

SA300_6.jpg

ちょうど電池室フタの押さえになっている部分です。幸い、現時点では突然通電しなくなったり、といった事象は発生していませんが、時間の問題と思われます。

ま、間違っても20年後の今日、使っている人がいることなど想定されていなかった機体ではありますが・・・。


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