スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Pentax P50

ペンタックスでもう一回、寄り道します。

1986年9月、定価60,000円で登場のP50です。このブログでも取り上げたA3 DateA3 Date Sを含むAシリーズの後継として登場したPシリーズの上位機として、1985年のP30に続けて登場しました。

P50_1-1.jpg

この機体、個体数も少ないようですが、ネット上に転がる情報も極めて少ないです。リコーの取扱説明書ダウンロードページにも、本機のものはありません。

初代P30はプログラム+マニュアルのシンプルな機体で、39,000円という定価ということもあって、当時、飛ぶ鳥を落とす勢いであったα-7000とは競合しなかったと思われるのに対し、本機は微妙にα-7000を意識させるお値段で、数が出なかったのもムベなるかな、です。






もともと、Aシリーズ最上位機のスーパーAの後継機として設定されていたもようで、スーパーA用のモータードライブAが装着できます。冒頭の写真はスーパーAを着けた状態のものです。

P50_1-2.jpg

当時、モータードライブが装着できるということは、中上級機の証でもあり、P30との差別化の意図もあったのでしょう。

ただし、スーパーAにくらべ、本機は若干横幅が大きく、モータードライブAは少し寸足らずです。また、プラの表面処理が若干ことなるため、スーパーAほどピッタリというわけにはいきません。ま、違和感、というほどでもないと思います。

P50_1-3.jpg

一応、未装着時の絵も載せておきます。

P50_1-4.jpg

しかし、微妙なSuper Aとの違いもあって、モータードライブを取り付ける際に取り外す必要がある、右手側グリップが共用できないのです。グリップ取り付けのガイドの位置が互換ではないのです。

P50_1-8.jpg

P50のグリップは入手できていません。

ちなみに、モータードライブAのかわりに、ワインダーME IIも装着可能です。



翌年、念願の対α-7000のAF機、SF Xが発売され、しかもP・A・Mの3モードであった本機に対して、そちらはフルモード機であったがため、一挙に存在感をなくしてしまったのがタマ数の少ない理由でしょう。

しかし、その一方でP30は需要があったようで、1989年には絞り優先モードが追加されてP30Nとなり、P30Tに至って90年代後半まで生産されることになります。事実上、P50はP30に統合された、と言えますね。

P50にせよ、P30にせよ、最高シャッター速度が1/1000秒というのはちょっと寂しいかな、と思います。

露出制御モードはレンズのA位置がある分、少し面倒ですが、ハイパー操作系のあるのちの機体のことを考えればシンプルです。

まずレンズの絞り環がAの位置だとプログラムオンリーで、モード切替によって

P50_1-5-1.jpg

シャッター速度重視モードと、

P50_1-5-2.jpg

被写界深度重視モードが選べます。取扱説明書がないので、正式に何と呼ぶのかわかりません。

レンズの絞り環をAから外すと、

P50_1-5-3.jpg

まずは絞り優先モード。絞り値は絞り環で決めるため、プラスボタン、マイナスボタンは露出補正のためにのみ使います。

P50_1-5-4.jpg

マニュアルモード。露出補正ボタンを押してみればひょっとしてハイパーマニュアル(ワンショットAE)が機能するか!?と思って試してみましたが、ダメでした。

P50_1-5-5.jpg

さらにストロボ用に1/100秒シャッターがあり、

P50_1-5-6.jpg

バルブに続きます。

液晶にはもう一つ、右下にこんな矢印が表示されます。点滅するため、写真では薄くなってしまってます。見にくくて申し訳ありません。

P50_1-6.jpg

未巻上げを意味するものです。巻上げれば消えます。モータードライブをつなぐと、まるで巻き上げ中の表示に見えます。

AEロックは単独のボタンとして存在しています。

P50_1-7.jpg

MLはメモリーロックの略でしょうね。



くどいようですが玉数が少ない機体であり、これまでで見かけたのは、本個体が初にして最後です。中古品ではなく、ジャンク、しかも、巻き上げできないという、実ジャンクでした。

ところが、モータードライブをつないでみると、なんとシャキーンという音と巻き上げ音が響いたのでした・・・実際には、ドライブ接続部のツメをちょいとイジれば巻き上がってくれたっぽいんですが。

ペンタックス機における巻き上げ不良といえば、MX/ME系のシャッター固着によるものが有名らしいんですが、本機の場合、ギアの噛み合わせが悪くなっていたような感じです。

で、治った?とモータードライブを外してみると、ひとコマの巻き上げというか、シャッターチャージのために、巻き上げ動作2回必要になる、という状態でした。まるでライカ M3 の初期型のようです。

なので、モータードライブでの運用が必須となったのですが、フィルム一本取ってみたところでは巻き上げは正常になったらしく36コマきちんと撮れておりました。途中、ドライブを切ってツーストローク巻き上げもやってみたのですが、シャッターチャージに2コマの巻き上げが必要、なんてこともありませんでした。

実は、巻き上げorシャッターチャージの不良に対し、何気なくモータードライブをつないでみたのではなく、過去に似た事例にあったことがあったのでした。それはミノルタのα前夜のフォーカスエイド機 X-600で、シャッターチャージ&レリーズが一見正しく行われているにも関わらず、実際にはシャッターが半分しか開かない、という症状に対し、ワインダーDを接続してみたところ、ちゃんと全開するようになるという。

手巻き機構に比べ、自動巻上げは部品にかかる力が一定であることもあって、いろいろシンプルにできるところがあるかもしれません。AF機、つまりはワインダー内蔵機で巻き上げ不良が起きにくい理由でしょう。
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : フィルムカメラ
ジャンル : 写真

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Ken M.

Author:Ken M.

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

これまでの訪問者数
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
アフィリエイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。