スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Canon EOS 5

数字がEOSのヒエラルキーを表すのだとすれば、1と3、いわゆるハイフン("-")付き、を除く銀塩EOSのなかで最高位に位置するのが今回のEOS 5です。1992年11月、定価108,000円。

EOS5_1.jpg

現在のデジタル機に至るEOS中級機のシルエットが定まったのはEOS 10からでしょうか。本機もその姿を踏襲しています。その分、見た目には面白みには欠けるといえるかもしれません。









本機最大のウリは、なんといっても世界初となる視線入力AFでしょう。5点ものです。

EOS5_5.jpg

見た目には普通のファインダです。

私が初めて視線入力に触れたのはEOS 7でした。キャリブレーションに少しコツが必要といえば必要ですが、実際に使える機能だと思います。この視線入力ぐらいにAF点選択が可能でないなら、中央一点でいい、と感じてしまうぐらい、便利です。未だに多点AFを使いこなすことができないヘタレである言い訳にはなりませんけど・・・。もっと普及してよいのではないかと思うテクノロジーです。

多点AFでも、もう少し時代が下ればシャッター半押しのたびに合焦ポイントが変わっていくようになりますが、あれは合焦ポイント再選択のアルゴリズムがよくわからなくて、どうも使いこなせません。

ファインダ右下にはEOS標準装備となった大きなダイアルがありますが、ボディ前面、レリーズボタンのすぐ上にもうひとつダイアルがのぞいているのが見えるでしょうか。

EOS5_4.jpg

少し角度を変えてみました。上級機らしく、もちろん2ダイアルです。

デジタル時代を見越してのことではないと思いますが、EOSはいち早くバックパネルにカメラの基本的機能を移しており、裏蓋を交換するということもなくしてしまいました。



全体的なデザインは変わらないものの、細かな改善はなされています。

まずは電池室。コインで開けるものではなくなりました。

EOS5_A-1.jpg

ツメを起こして、

EOS5_A-2.jpg

クイっと回して、

EOS5_A-3.jpg

パカッと。

EOS5_A-4.jpg

断然使いやすくなりました。もっとも、使いやすさだけをいうならミノルタ機が早々に採用している、ふたを開けるだけのものなんですけどね。

ほかに目立つところと言えば、シンクロ端子、レリーズ端子が設けられたことです。

EOS5_9-1.jpg

EOS5_9-2.jpg

これは、いまだFDマウント機、特にT90を使っていてEOSに乗り換えていない人に、それそろ乗り換えてよ~、ということなのでしょうね。T90とEOS-1とでは明らかに価格帯が違ったので、プロならともかくハイアマチュアがおいそれと乗り換えできるものではなかったでしょうから。

あと、ペンタ部というか内蔵ストロボがひとまわり(というほどでもないか?)巨大化しました。

EOS5_8-1.jpg

EOS5_8-2.jpg



本稿のEOS 5は、すべて拡張グリップを取り付けて撮影してあります。

ついに縦位置レリーズボタンが拡張グリップに装備されました。

EOS5_6.jpg

しかし、このグリップ、単三×4ぐらい十分に入るだろうというサイズでありながら、EOS-1との差別化のためか、バッテリーグリップではありません。

左手側の大きな切り欠きが特徴的です。

EOS5_7.jpg

ちょっとやりすぎと感じたのか、それとも単に電池スペースの問題なのか、後継機たち(EOS 55&7)ではもう少しおとなしめのデザインになります。

この拡張グリップVG10、やたらと中古品、ジャンク品で見かけます。取り付けるとT90により似てくるので、やはり本機にはT90ユーザの受け皿としての役割が求められ、そしてそれは果たされたのかな・・・と想像します。もちろん、EOS 5の世代ではT90の方が洗練されていると言えますが、EOS 55、EOS 7では似てる度は減じるものの、スマートさではいい感じになります。



ちょっと鬱陶しいのがAF補助光で、ファンクションにもこれをキャンセルするというものがありません。ミノルタのα-7700i/α-8700iと同様、私は黒いビニールテープを貼って持ち出しています。

EOS5_2.jpg

視線入力のためのポジションが追加されてはいますが、モードダイヤルはEOS 10からほぼ変わらないものです。

EOS5_3.jpg

他にも多彩(全16種類)のカスタムファンクションを備えるなど高機能機ではありますが、本機もやはりお値段のつかない機体です。1991年末から1992年末までの一年間は、ペンタックスZ-1ミノルタα-9xiニコンF90、そしてこのEOS 5と、上級機が集中しており、AF一眼史上非常に面白い一年だったと見えるのですが、果たして実際にはどうだったんでしょうかね。中級機、エントリー機ほど数が捌けるものでもありませんから。

関連記事
スポンサーサイト

テーマ : フィルムカメラ
ジャンル : 写真

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Ken M.

Author:Ken M.

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

これまでの訪問者数
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
アフィリエイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。