スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Minolta α-5xi p

本稿で、ASZ一発無効化がひょっとしたらノーマルα-5xiの機能ではないかもしれない、と書いてありますが、その後、α-5xiを手に入れてみたところ、やはりパノラマ版で導入された機能でした。訂正を兼ねてノーマルα-5xiで一稿立ち上げ、このページは以下いじらないことにします。申し訳ありませんでした。2015/7/17 追記。

α-7xiの先進性がいまいち評価されず、EOS 1000/EOS 1000Sを尖兵とするキヤノンの攻勢に押され気味のミノルタが、xiシリーズのエントリー機として世に出したのが今回のα-5xiです。1992年5月、定価70,000円。

α-5xi_1

α-3xi、α-5xi、α-7xiにはパノラマ機能ナシ版とアリ版が存在し、まずナシ版が登場したあと、アリ版が登場します。3xi、5xiのアリ版は1992年11月、7xiは翌年4月に登場しています。実は本機は11月登場のパノラマ対応版です。

ひらやん(よかよか写真&カメラ)さまにコメントでご教示いただいたEOS 100のAFや、このあと出てくるペンタックスZシリーズのように、別タイミングで登場するパノラマ機能搭載版はパノラマ機能以外もレベルアップされていることも多々あるのですが、本機・本シリーズに関しては特段そのような話を聞きませんので、ノーマル5xiのタイミングで取り上げることにしました。
ひょっとしたら、ASZ切替は、パノラマ対応版のみの機能かもしれません。確証が持てませんでしたので5xiの機能として書きましたが、わかれば訂正します。










実はこのα-5xi、EOS 1000などと並んで本ブログ立ち上げの契機となった機体です。

あるとき、某カメラ屋さんで、ショルダーストラップのついたα-5xiをカウンタに置いて、店員さんと話し込んでいるご年配を見たのです。そのときに、資産価値など無いに等しい本機のような機体であっても、所有者には思いれがあるのだな、と感じたのでした。どれだけ多くの想い・思いを支えることができたか、という点は、名機かそうでないかの大きな基準といえるのではないか?

α-5xi_2

いやいや、実際のところ、そばで話を聞いたわけではないので、そのご年配も実は私と同類のジャンクマニアだった、というオチもあり得るのですが、しかしそれではストーリー性に欠けるので、私はその方が『デジタルの時代になってもコイツは手放せないんだよ』といったことを話していることに決めたのでした。

とにかく、本ブログで低位機の評価が高くなりがちな理由も、少しご理解いただけるのではないかと思います。

さて、本機の特徴をいくつか挙げてみます。
  ・ α-7xより少しだけ小さく、軽い。
  ・ 操作系はα-7xi よりα-5xiに近い。残念。
  ・ α-7xiより倍率の大きなファインダ。
   ただし、HUD(液晶重ね合わせ無し)
  ・ ASZの一発ON/OFFが可能。
   (パノラマ版のみ?)

まずは、サイズから。

α-3xi、α-5xi、α-7xiと並べてみます。

α-5xi_6

型番が大きくなるにしたがって、きれいに大きくなっていきます。高さはほとんど変わらないため、型番が大きいほど横長に感じます。従来の感覚でいえば、α-5xiの縦横比は安定感があります。

重さは、α-3xiを想像していると、『あ、重い』と感じますね。ただし、レンズを着けた状態では、とくに軽いとも想いとも思わなくなります。写真の28-80mmなどはそれなりに重いですしね。

次にファインダ。

α-7xiのHUDなファインダが賛否両論でしたから、コスト削減を兼ねたうまい判断だったのかもしれません。

α-5xi_4

勝手にズーム機能、ASZの一発無効化は、α-7xiの回で『欲しい』と書いたもののひとつです。想像するに、3xi、7xiのユーザから、Offにできないのか、という問い合わせが多かったんじゃないでしょうか。7xiはともかく、3xiのユーザ層には、取扱説明書を読まないひとも多いでしょうから。ネット上で見かける批判でも、ASZが無効化できないことを前提に書いているようなものも多々あります。
くどいようですが、ASZの一発無効化はパノラマ版のみの機能かもしれません。

ちょっと見にくいのですが、下の写真のバックパネル下に、パノラマ切替スイッチと並んでASZ切替スイッチがあります。

α-5xi_3

個人的に残念なのが、四つ目にあげた、操作系が(7xiではなく)3xiに近いというところです。サイドに折りたたまれたコントロール・パネルを見ても明らかなように、α-7xiに比べればいろいろシンプルなため、α-3xiに似るのは仕方ないところではありますが、それにしてもα-7xiのダイアルを継承していないのは非常に残念です。

α-5xi_7

そういえば、7xiは、α初のダイヤル搭載機でした。

α-5xi_8

が、α-5xiの残念なところ、逆に言えばα-7xiの優れたところ、は、ダイヤルかスライドスイッチか、といったレベルにとどまりません。

マニュアル露出モードを備えたカメラの場合、絞りとシャッタースピードという2つのパラメタを変更する仕組みが不可欠です。本機に至るまで、αの設計は、メインのスライダ(ダイヤル)とサブのスライダ(ダイヤル)、もしくはボタン併用による単一スライダ、というものでした。これは、絞り優先&シャッター速度優先でも有効で、どちらのモードであっても、操作するのはメインのスライダ(ダイヤル)です。

これが、xiでは、絞り制御スライダ(ダイヤル)とシャッター速度制御スライダ(ダイヤル)と、それぞれ専用になってしまいました。絞り制御スライダは、正面から見てマウント右下に配置されており、レンズを下から支えた時に親指で操作することになります。

AF化以前のカメラでは確かに絞りとシャッター速度はそれぞれ専用のインタフェースを持っていましたが、そこへの回帰を目指したものなのでしょうか。どうも使いにくいように思えてなりません。

ふたつのスライダの配置がα-7000の時と同じなだけに紛らわしい、とも言えます。

7xiの場合も専用なのですが、ダイヤルとなっていて値の上下がやり易いことに加え、絞り制御用のダイヤルも右手親指の位置にあり、より使いやすくなっているように思えます。そう、使いにくいように感じる、というのは、右手で制御できないことによるのでしょう。

α-5xi_9




内蔵ストロボのポップアップ機構は、α-3xi、α-7xiとは別物です。

3xi、7xiのストロボが、ジャンプアップとでもいうのかバネの力で勢いよくポップアップするのに対し、5xiのものは、ギアで起き上がります。その結果として、収納も電動です。むしろ逆でしょうか、収納までを電動でやりたかったから、バネ駆動からギア駆動になったという。

α-5xi_5-1

α-5xi_5-2

7xiほどの作り込みをされたわけではないものの、値段を考えればやむなしでしょう。大きすぎず小さすぎずというサイズも含めて、バランスのよい機体だと思います。

しかし、先行2機種の影響が大き過ぎたのか、『余計なことをするな』という批判を払拭するまでには至らなかったようです。

ただ、出会うことができれば本体500円、ASZ対応ズーム1000円ぐらいで入手できると思います。おお、これが噂の勝手にズームか!と遊んでみるのもいいのではないでしょうか?

ひそかにオススメです・・・・・・が、一回遊んで終わり、ではなく、たまには持ち出そうというのであれば、やはり7xi、となってしまいますかね。
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : フィルムカメラ
ジャンル : 写真

コメントの投稿

非公開コメント

No title

 Ken M.さまこんにちは。
本来ならEOS100がライバルなのでしょうが、コンセプトがオート主体のために一段下に見られていました。
この5Xiより1000Sのほうがインターフェイスがわかりやすいこともあって結局下位機種の1000Sの後塵を拝するようになっていましたね(^^;)。

凝りに凝ったリトラクタブルズームフラッシュ以外はアドバンテージがないんですよね。大きすぎる7Xi、コンパクトカメラのほうがよいのでは?的な3Xiと比較するとバランス的には一番とれていると思います。

当時販売していた時はよくムツゴロウさんのマネをして「このカメラはここをなでると喜ぶんですよ~」といってグリップのセンサーをさすさすして自動的にフラッシュが上がるのをお客さんに見せて笑いをとっていました(^^)。

Re: No title

ひらやんさま、

返信遅くなりまして、大変申し訳ありません。

> 本来ならEOS100がライバルなのでしょうが、コンセプトがオート主体のために一段下に見られていました。
> この5Xiより1000Sのほうがインターフェイスがわかりやすいこともあって結局下位機種の1000Sの後塵を拝するようになっていましたね(^^;)。
>
> 凝りに凝ったリトラクタブルズームフラッシュ以外はアドバンテージがないんですよね。大きすぎる7Xi、コンパクトカメラのほうがよいのでは?的な3Xiと比較するとバランス的には一番とれていると思います。

5xiと7xiと、出す順番を逆にするべきであった、と思います。

siシリーズの展開は、インタフェースのわかりやすさ重視とか、707siと507siの関係とか、この時期のEOSと似せていますよね。
その分、面白みに欠けるというか、ミノルタらしくないという印象があります。

> 当時販売していた時はよくムツゴロウさんのマネをして「このカメラはここをなでると喜ぶんですよ~」といってグリップのセンサーをさすさすして自動的にフラッシュが上がるのをお客さんに見せて笑いをとっていました(^^)。

機械が生きている感からいえば、正常な進化だったのでしょうけど、結局、本機限りでしたね・・・。
ロボット化の反動か、siシリーズの手で持ち上げる内蔵ストロボは、悲し過ぎます。
プロフィール

Ken M.

Author:Ken M.

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

これまでの訪問者数
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
アフィリエイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。