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Canon EOS 1000S

大好評だったEOS 1000の後を受け、EOS 100の静音性を身に着けて登場したのが今回のキヤノンEOS 1000Sです。1000の後ろの"S"はサイレントのSとのことです。やっぱり『セン・エス』と呼ぶのでしょうね?諸般の事情により街で聞くこともなくなった某男性デュオの大ヒット曲を思い出させる語感です。

1992年3月、定価50,000円。先代より少しお高くなりました。なお、同じタイミングでパノラマ機能付きバージョンが2,000円高で登場しています。本稿の個体はパノラマ機能付き、いわゆるQD-Pですが、機能といってもシャッター部にパノラマ化アダプタを取り付けるだけのようで、もちろん(?)そんなアダプタなど持っていませんので、意味はありません。交換不可なファインダ・スクリーンにパノラマ時のガイドが入っているところが差異なのかもしれません。(1000Sの取説にはそんなガイドは記載されていない)

EOS1000_1.jpg

最高シャッター速度が1/2000秒となりました。(先代は1/1000秒)シャッター音はほぼそのままに、巻き上げがマイルドになり、男らしさは若干減じられてしまいました。









外見はほぼ変わらずです。もちろん型番のプリントは違っています。

EOS1000_2.jpg

EOS 1000から変わったところを列挙すれば、
  ・ 静音性(特に巻き上げ)の向上
  ・ 最高シャッター速度の向上
  ・ AF機能の向上
  ・ マニュアル露出時の露出計表示の劣化
といったところです。静音性と最高シャッター速度については既に書きました。残り二つも後ほど触れます。

型番表示を除く、外見上のもっとも大きな違いは左手側のダイヤルです。

EOS1000_3.jpg

深度優先モード(DEP)を含め、ほぼ同じ順番で並んでいますが、二つ、新しいモードがあります。

ひとつは見た目のとおり、警告音等のOn/Offを切り替えるものです。

もうひとつはSFとあり、ちょっとピンときません。実は、これはソフト・フォーカスモードです。やっぱり謎ですね。ソフト・フォーカスのモードってどゆこと?

説明書を入手してみたところ、なんと、これは多重露光を利用したものでした。

つまり、一枚目は通常のピントが来ている状態で露光させ、続く2回目の露光でAF機構を逆用して強制的にピントを外し、デフォーカスというのでしょうか、ボケボケな状態の絵を重ね合わせる、というわけです。なるほど、現代のデジタルでもHDR機能を使ってそんなのを実現していたのがあったように思いますが、一瞬、自分が知らないだけでソフト・フォーカスとはそういうものなのか?と思いこんでしまいそうになりました。

AFは、EOS 1000と比較して1.5倍の高速化とのことですが、残念ながら、私には実感できませんでした。EOS 1000が十分速かったので、もし 1000Sが劣化によって本来のAF性能が出ていないのだとしたら、大したものです。が、詳細は不明です。



で、四つ目の特徴なのですが、『劣化』となっています。先代も本機も、露出補正用にエントリー機らしからぬインジケータ(1次元グラフ)を右肩液晶、ファインダ内表示に持っています。先代EOS 1000においては、この表示がマニュアル露出時にはオーバーorアンダーのインジケータとして表示されていました。

しかし!

本機EOS 1000Sのマニュアル露出モードでは、よりシンプルにオーバーかアンダーかが+/-で表示されるだけとなりました。まぁ、らしいというならエントリー機らしいレベルに引き下げられたわけですが、表示自体はP・S・A各モードでの露出補正と共用なわけで、それほどコスト削減になったとは思えません。

EOS1000_5.jpg

おそらく、充実したファインダ内表示が、想像以上に上位機EOS 100を喰いにいってしまったことへの対処だと思うのですが、これまた推測です。

エントリー機らしいといえば、プラスチックマウントも先代から継承しています。

EOS1000_4.jpg



本機は派手さのない内面的な改修が主体でしたが、このころになってくると、1年半ぐらいのスパンでは明確なレベルアップを感じることができないくらいに高機能・高性能が当たり前になってきた感じです。

事実、1年後にはついにEOS Kissが登場するわけですが、もはや機能や性能で勝負する、というよりもコンセプトを前面に押し出した戦略となります。
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