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Canon EOS 100

90年代に入ってからのEOS中級機は、メイン機種とそれに続けく機能縮小版、という形が二代続きました。すなわち10と100、5と55の組み合わせです。今回はEOS 10をメイン機種の機能縮小版となるEOS 100です。1991年8月、定価76,000円。

EOS100_1.jpg

機能縮小版、とは書いたものの、型番からそう判断できるというだけで、単に後継機と表現されることもある高機能機です。少しだけサイズダウンしている上に、定価も90,000円から76,000円と別の価格帯になっているので、やはり弟分というべきではないかと思います。









発売から1年以上経って価格がこなれてきたEOS 10と、新製品であるEOS 100で、お店によっては実売価格が逆転したりなんてこともあったかもしれません。こういった上位機との価格接近あるいは逆転現象によって、つい上位機を手に入れてしまうと、あとあと大変ですよね。本体と釣り合うレンズを求めてしまうという・・・。

(デジタルの)60D、70Dに普及価格帯の標準ズームを着けていても違和感ありませんが、7Dには先端に赤い環がついたレンズを着けなければならないようなプレッシャー・・・・・・。特に60Dの時にはなんやかんやで本当に7Dと価格が逆転してしまったようですから、そのあと苦労したひとも多そうでしょうね。

それはさておき、実はEOS 10と、それなりに違いがあります。

フォルム的には現在のEOSに通じるもので、ほとんど変化がありません。

EOS100_2.jpg

EOS100_3.jpg

いちばん目立つ違いが、バックパネルにダイヤルが搭載されたことでしょう。EOS-1に始まり、後のEOSに引き継がれていくことになった、背面ダイアルです。

EOS100_5.jpg

それから、背面ダイアルに比べればはるかに地味ですが、フロントダイヤル横に、DRIVEボタンとAFボタンが配置されました。EOS 10ではこの位置にセルフタイマー/リモコンのボタンだけがありました。単写/連写の切換えと、AFの動体追随オン/オフ切換えがこの位置にあるのはとても便利だと思います。状態がファインダーにも表示されることになっていると、もっと良かったんですが・・・。

EOS100_4.jpg

外見以外では、静音EOSと呼ばれるとおり、ミラーの駆動音が小さくなったことがあります。巻上げはEOS 100で既に小さくなっていましたので、併せてずいぶん静かになりました。

他に、
  ・ ファンクションが15種から7種に減った。
  ・ 3点AFから中央1点AFに戻った。
   ただし、中央一点はクロスセンサー。
  ・ 分割測光が8分割から6分割に減った。
  ・ 連写も5コマ/秒から3コマ/秒へ。

EOS 10の5コマ/秒の連写は、さりげなくすごいですね。

拡張グリップもあります。が、ほぼ同サイズのEOS 10用のGR-60ではなく、ひとまわり小型なEOS 1000用のGR-70が対応品です。なぜ?



最後に、アートコードシステムについて、EOS 10の回で書ききれなかったところを少し。

いうまでもなく、EOS 10と本機だけがアートコードシステムを搭載しています。アートコードそのものについてはEOS 10の3回目をご覧ください。EOS 10用にバーコードリーダーとアートコードブック&カードが手に入った後、なんとか使う手立てを考えていた時期がありました。

で、こんなものも用意したりしていました。

EOS100_6.jpg

いわゆるカードホルダ、というやつです。これに、カードの両面が見えるよう、カードを突っ込んでいきます。

EOS100_7.jpg

EOS100_8.jpg

この状態でもバーコードリーダーがコードを読めることも確認済みです。

どうです?これにより、携帯性(機動性といってもいい)が確保されました。

撮りたいシチュエーションに遭遇したら、ポケットからカードホルダーを颯爽と取り出し、類似のシーンを探し出します。もちろんどのシーンが、何枚目に入っているなんてことは頭に入れてあります。ほぼ一発で目的のシーンを選び出し、さらに取り出したバーコードリーダをオン、すかさずスキャン、そして本体へコードを転送・・・・・・。

・・・・・・やはりダメでした。持ち出す気にすらなれませんでした。

多分思ったほどきれいには撮れないし、なによりシャッター速度と絞り値の関係を覚えて、自分でいろいろ試してみる方が楽しいと思います。今から過去を振り返ってそう思うのではなく、当時のひとにとっても同じであっただろうと思います。

企画が先行し過ぎたのだろう、とはEOS 10の回でも書いた通りですが、もうひとつ、バーコードが民生品でも使えるようになったことから、技術陣がなんとかこれを使ってみたがった、というのもあるかもしれないと考えるようになりました。

1991年、それこそ本機とポテトチップスを戦わせることも夢ではないアイテム、エポック社のバーコードバトラーが発売されています。

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テーマ : フィルムカメラ
ジャンル : 写真

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No title

Ken M.さまこんばんは。
EOS100は第二世代EOSで一番好きな機種です。ある意味騒々しかったEOS10と比較しましても巻き上げ音の静かさやズームレンズ対応のフラッシュ・大型背面ダイアルなど。ご指摘の液晶の前に配置されたボタンも使い勝手が良いですし、背面ダイヤルで露出補正もずっとしやすくなりました。

ミノルタαとのライバル意識むき出しのEOS10に比べ、独自性が目立ってかえって完成形の感じがします。ちなみにパノラマ途中切り替え対応の100パノラマは切り替えレバーとPANORAMAの印刷ロゴの違いだけかと思いきや明らかにAFのレスポンスがアップしてます。EOS10も前期型と比較して後期型ではAFスピードやレリーズレスポンスがバージョンアップされてますのでぜひ比べてみてください(^^)。

Re: No title

ひらやんさま、

いつもありがとうございます。

> ミノルタαとのライバル意識むき出しのEOS10に比べ、独自性が目立ってかえって完成形の感じがします。

数値の上ではEOS 10に負けているものの、実際に手にしてみると、確かに使いやすいと思います。

> ちなみにパノラマ途中切り替え対応の100パノラマは切り替えレバーとPANORAMAの印刷ロゴの違いだけかと思いきや明らかにAFのレスポンスがアップしてます。EOS10も前期型と比較して後期型ではAFスピードやレリーズレスポンスがバージョンアップされてますのでぜひ比べてみてください(^^)。

なんと!
それはキヤノンミュージアムにも記載のない情報ですね。

EOS 100とそのパノラマの違いは目で見て一発違いがわかるものの、EOS 10の前期型と後期型の区別は大変ですね・・・。

ペンタックスのZ-1とZ-1pのような極端な例は別として、Z-20やZ-20p、あるいはミノルタのα-7xiとそのパノラマも、微妙な違いがあるんでしょうかね・・・。

・・・また手に入れなければならない機体が増えてしまった・・・。

とりあえず、いただいたコメントのおかげで、こいつが1991年生まれではなく、1993年生まれだという誤りにも気づきました。本文の方も追って訂正します。

ありがとうございました。

Re: Re: No title

> とりあえず、いただいたコメントのおかげで、こいつが1991年生まれではなく、1993年生まれだという誤りにも気づきました。本文の方も追って訂正します。

こいつ自身はパノラマではない方のEOS 100でした・・・。

ちょうどライバルのαのxiも、3・5・7でパノラマを別建てで出しているようなので、年表に追加しておこうと思います。
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