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Chinon CP-7m

今回は、寄り道ではありません。落ち穂ひろいであります。T90F-301OM101がリストに入っているのに、ましてP30TA3 DATET70を取り上げてしまったのに、こいつが抜けているのはおかしい、という機種が一台、残っていました。

チノンCP-7mマルチプログラム、1986年5月、定価72,000円。マニュアル・フォーカス機ながら、2年後のCP-9AFと同じ定価ということは、この2年の間にAF技術がいかに低価格化したかが推測されます。

CP-7m_1.jpg

CP-9AFのもとになったであろうスタイルです。ひとつ前の機種にあたるCP-5にはツインプログラムの添え名が与えられていました。6番は欠番です。

AF向けにレンズマウントに電子接点が配置されていないため、チノンマウントではなく、ペンタックスK互換マウント、となります。









最大の特徴は、瞬間絞込み測光により、Aポジションを持たない旧来のKマウントレンズでもプログラム露出制御が可能であることでしょう。そのプログラムはノーマル、アクション、クリエイティブ、の三つのラインを持っています。いうまでもなく、アクションがシャッター速度をできるだけ早くするもので、クリエイティブが絞り値を最大にしようとするプログラムです。

その他に、絞り優先、マニュアルという露出制御を持っています。

連写は2.5コマ/秒、最大シャッター速度は1/2000秒となっています。

測光は中央重点。

CP-7m_2.jpg

上述のとおり、ニコンのF-501に対するF-301ほどではないにせよ、非常にCP-9AFに酷似したルックスを持つ機体ですが、そのCP-9AFの回で改めて調べるまで、ずっとαショック前の機体と思い込んでいまして、そのシルエットすら確認していませんでした。むしろ、チノン初にして(AF機を除けば)最後のフォーカスエイド機、CE-5/CG-5の方に興味があるぐらいでした。なお、CE-5/CG-5の方はいまだ縁がありません。

この話、さらに続きがありまして、本機CP-7mの姿を確認したのちもまだαショック以前の機体と信じて疑わず、α-7000以降、雨後のタケノコの如く出てきたα-7000モドキ、もといα-7000ににた雰囲気の各社AF一眼の中で、チノンの機体だけは、なるほどさすがOEM元として鳴らしたメーカーだけあって、α-7000に先立ってあのスタイルを確立していたのか、いやむしろ、α-7000こそチノンの影響を受けたのかもしれない・・・などといつもの妄想を広げていたのでした。

その後、運よく(相当運が良かったと思っています)安価に本機を入手することができた折、もう少し調べてみると、なんと本機もαショック後の機体、それもα-7000から1年以上たっての登場でした・・・・・・実際にどうであるかは別として、京セラ230-AFオリンパスOM707のデザインが、α-7000のスタイルに影響を受けていないと考えている人は極めて少数派でしょう・・・・・・私の中で、チノンを特別視していた部分が残念ながら崩れたのでした。

ボタン形状は異なるものの、配置はほぼCP-9AFと同じです。

CP-7m_3.jpg

CP-7m_4.jpg

特徴的な右手側の大きなボタンと、それに対応する表示をもつ左手側の液晶も既にあります。

CP-9AFと並べてみます。左がCP-7m、右がCP-9AFです。

CP-7m_5.jpg

CP-7m_6.jpg

CP-9AFの方が流行に合わせたのか、丸みを帯びています。F-301やOM101同様、ボディのどこかにAFセンサー用の穴がぽっかりあいていたりするのでしょうか?



本機にフォーカスエイドが搭載されていないのは、逆に違和感があります。

当時のチノンは、レンズ単体で完結する化け物様のデカいAFレンズや、上述のとおりCE-5/CG-5といったフォーカスエイド機を1980年台前半で製品化していた先進メーカーのひとつでした。本機もまた、AF機として登場させるべく開発されていたものが、どうにも間に合わずに先行投入されたものだったのかもしれません。

チノンがその時代に持っていたAF技術が赤外線アクティブ方式と呼ばれるもので、他社と違っていたのも原因のひとつだったりするのでしょうか?



CP-9AFの回で書き忘れたところをひとつ。

CP-9AF、CP-7mとも、基本的に単三×4で動きます。しかし、電池室はそのままで、なんと2CR5を格納できます。いちおう書いておきますと、単三と2CR5では、高さも太さも違います。短い2CR5を装填すると、ちょっと取り出すのにコツが必要です。

CP-7m_7.jpg

ここでは、これをもって技術力が高いとか、ユーザのことをよく考えているとか、そういったことをいうつもりはなく、単に面白い設計だ、という意図で取り上げました。

海外帰りの親戚が、数年前の確かGEのコンデジを持っていたのですが、そのコンデジが単三乾電池で動くようになっていたのが新鮮でした。

CP-9AF同様、海外向けの比率が大きかったと聞きます。実際、国内で見かけることはほぼないにもかかわらず、eBay.ukにはコンスタントに何台か出ています。ほんとは2CR5にしたかったけど、海外向けには、単三が使えると好都合、のような事情があるのでしょうか?

本機は、年表に追記してあります。P30T、A3 DATE、T70、L-1については検討中です。
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