スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Olympus L-1

またしても道草であります。

前回から1年を空けないコダックのフィルム大幅値上げによる財布へのインパクトにより(クドい・・・)、フィルムの終焉にまた一歩近づいた今、もはや横道にそれている余裕などない!との念に駆られそうになりましたが、いやべつに、このブログにせよフィルムの衰退を食い止めるのだ!などという高尚な志をもって始めたわけではなく、明日フィルムがなくなったとしてもなにもかわらず手元のオモチャを紹介していくだけであることに思い至りました。

まわり道上等、ただし時の流れを見失わぬ程度に、で進めていきます。

前回のT70では、α-7000以降の機体という箍(タガ)を外してしまいましたが、今回はレンズ交換式という枠を超えてしまいます。レンズ一体型一眼レフ、オリンパスL-1であります。1990年8月、ニコンF-601とほぼ同じタイミングでの登場でした。定価79,000円は、レンズ付きとはいえなかなかのお値段です。

L-1_1.jpg

OM707OM101でレンズ交換式一眼レフを打ち止めにしたオリンパスが、それでも一眼レフにこだわって(たぶん)、新たな生きる道として出したた答えがコレでした。









レンズ部分を除いても、ずいぶんと縦長のボディです。

いわゆるブリッジカメラ、現代国語にいうネオ一眼というやつですが、この1990年前後には、この手の大型レンズ一体型一眼レフが多数出てきています。知名度ダントツの京セラSAMURAIをはじめとして、リコーMIRAI、チノンGENESISなど、どいつもこいつもキャッチ―なスタイルしやがって、なものばかりです。ちらちらと遭遇するのですが、購入衝動やポチ衝動を抑えるのにかなりの努力が必要です。さらに、非一眼レフのキヤノンAutoboy JetやオリンパスISM 3x0まで捨て値で転がっており、はなしをややこしくしています。

なにより、オリンパス他、京セラ、リコー、チノン、と、レンズ交換式一眼レフから既に撤退、あるいは間もなく撤退するメーカーが、レンズ交換式とすみわけを果たしたというところにホッとさせられます。しかも、オリンパスとリコーにいたっては、デジタルで一眼レフに返り咲きも成し遂げます。

本機はそんな購入衝動に逆らえなくて、今、手元にあるものです。いや、悪いのは私ではなく、グリップストラップがついていたこいつであることに疑いはありません。

L-1がどのくらい売れたのか知りませんが、オリンパスは手ごたえを感じていたのでしょう、こいつのデザインを踏襲するCAMEDIA C1400で、大型デジタルカメラを早くも1997年に登場させてしまいます。

L-1_3.jpg

35mmから始まる4倍ズームを搭載。

名前のもとになった(であろう)L字型のボディは、スナップを撮るにはそぐわず、むしろテレ端140mmをありがたく感じるような、『狙って撮る』にマッチするスタイルではないでしょうか。ただ、ワイド端でもF4.5と、ちょっと暗めです。

スタイル、といえば、まるでスチルカメラというよりムービーカメラのようです。

L-1_2.jpg

この細身の形状を実現するため、フィルムパトローネは通常の位置に収めるようになっているものの、巻き上げ先がなんと裏蓋になっています。通常の構造がフィルムの両側を前方に向かって引っ張ってフィルムのテンションを維持するのに対し、本機の構造だとパトローネ側(未露光部)が前方に引っ張られると同時に、露光済みの部分が後方に引っ張られる形になり、レンズに対して鉛直に維持することが難しく、またちがった技術的困難があった、とオリンパスのページにもあります。

L-1_6.jpg



全体的にのっぺりとしています。

ペンタ部ののっぺりはまだ許せるのですが、レンズ鏡胴や、レンズと本体の接合部ののっぺりはルックスに間延び感を与えてしまっており、安っぽさを感じさせて今一歩です。Zuikoの銘ははいっていませんね。

L-1_4.jpg

その他の性能をざっと挙げます。
  ・ 測光モード ・・・ 多分割、中央重点平均、スポット
  ・ 露出制御 ・・・ P、A、Mを搭載。Pは夜景とポートレート
  ・ 最速シャッター速度 ・・・ 1/2000秒
  ・ AF ・・・ 補助光を搭載するも、くらいところが苦手。
連写速度はわかりませんでした。感覚的には1コマ/秒ぐらいです。多重露光もできます。フィルムが装填されていと、エラーと認識します。なぜかたまにシャッター降りるんですけど・・・?

L-1_5.jpg

マルチモード機なのが本機がコンパクトではないことを強く主張しています。ファインダ内表示もひととおり表示されます。ちょうど写真では隠れてしまっていますが、ファインダの右にスポット測光に切り替えるボタンがあります。

内蔵ストロボをポップアップして、ぉお、かっけーと思える機体はそうはありません。

L-1_7.jpg

L-1_8.jpg

しかし、私の個体ではストロボが死んでいました。

付属のグリップストラップを外してみたところです。

L-1_9.jpg



許せないのが、マニュアル・フォーカス時のピントリング代用のパワーフォーカスです。OM101の時のもかいたとおり、OM101のダイヤル式ではありません。OM707の手が痛くなるスライドスイッチの代りに、パワーズームと共用する二つのボタンとなっているだけマシになったと言えなくもないですが、あのOM101の秀逸な、微調整のやり易い完成されたパワーフォーカスではありません。



Lシリーズ、CAMEDIAシリーズと続いたあと、上にも書いたように、デジタルでレンズ交換型の一眼レフに返り咲くのですが、その際、そのフォーサーズシステムの共同規格者であったパナソニックが、そちらの一号機にL1の型名を与えたことを、果たしてオリンパスはどう感じているのでしょうか?

さすがに、今持ち出すにはスパルタンすぎてなかなか勇気が必要なのと、多機能すぎていまいち使い方がわからないのとで、このモビルアーマーに出撃の機会は与えられていません。

しかし、いつかは使ってみるつもりで、調査中&順番待ちです。
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : フィルムカメラ
ジャンル : 写真

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Ken M.

Author:Ken M.

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

これまでの訪問者数
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
アフィリエイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。