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Pentax Z-10

ペンタックスの次世代機は、エントリークラスからの登場でした。Z-10、1991年6月、定価52,000円。SF Xnから2年半後です。1990年にレンズ一体式一眼レフL-1が登場していましたが、このころ、オリンパスのレンズ交換式一眼レフの撤退はもう公にされていたのでしょうか?ペンタックスのファンはようやく出てきたこいつを見て、ホッとしたんでしょうか?

ペンタックス Z-10でネット検索を行うと、少し前のコンデジ、OPTIO Z10ばかりがヒットしますね。

Z-10_1.jpg

オリンパスのデジタル一眼、OM-D E-M1にちょっと似てる?

こんな書き方をすると、ペンタックスのファンからは怒られるのかもしれませんが、プログラム+マニュアル+疑似絞り優先を搭載。SF 7がフルモード機だったことを考えると、ちょっと不思議です。

AFは測距点は中央一点ですが、動体予測を搭載









実際にはSFシリーズとそれほど変わらないのですが、グリップ部とペンタ部がスリム化した分、ずいぶんと小型化され、精悍さを増した印象を受けます。

Z-10_A.jpg

Z-10_B.jpg

左から、Z-10、SF 7、SF X、です。本機単体でみると、随分と小型化されたように感じるのですが、並べたところを見ていただけるとわかる通り、高さも幅も、実際にはほとんど変わりません。ちょっとだけ、なで肩になりましたね。

グリップのかたちだけみると、SF XとSF 7でも随分違うので、別に同じシリーズだと言い張ってもだれからも文句は出ないでしょう。

Z-10_2.jpg

ペンタ部の小型化は、AF補助のライトがなくなった分の小型化です。

Z-10_3.jpg

Z-10_5.jpg

Z-10_7.jpg

Z-10_8.jpg

アイピースはFcと呼ばれるもので、当然、非現行品。壊れやすいのか、中古やジャンクでは壊れていたり、欠品したりがほとんどで、また単体でもなかなか流通してないようです。私のZ-10も欠品。本体に合わせてデザインされた大きめのアイピースなので、なかなか適合する代用品がありません。どなたか、おすすめありませんか?

Z-10_4.jpg

ファインダ内表示はエントリー機らしく削られていて、ストロボ指示、合焦マーカー、露出のオーバーorアンダーのマーカー、そしてプログラム時のP表示だけです。したがって、フルセットのファインダ表示搭載エントリー機で各社がキヤノンに追随するのは、次の世代以降となりました。

私の手元にはありませんが、ZシリーズにはFAズームなるパワーズーム(電動ズーム)が用意されました。これがまたα-7xi/α-3xiで書いたワイドファインダような機能を持っていてます。

レンズにボタンがあって、ボタンを押すとその時点での焦点距離が記憶され、そのあと焦点距離を変えても、同じボタン一発で記憶した焦点距離に戻ります。ペンタクスはこれをズームクリップモードと呼んでいましたが、ミノルタのボタン半押しで記憶した焦点距離に戻ってそのままレリーズ可、というのに比べると、若干わずらわしいように思います。使ったことがないので推測ですけど。

さらに、その時の構図を記憶する、という、イメージサイズ指定モードというものもあります。取説によれば、近づいたり遠ざかったりしている子供を、同じ大きさで撮影することができる、と書かれています。今度は半押しで覚えた構図になるように自動でズーミングする、というものです。なんかデジャヴ。

とりあえず、FAズームを手に入れたらまた何か書いてみます。



シャッタ速度優先、絞り優先を持っていないためちょっとややこしいのですが、レンズの絞りが実数値を指していればマニュアル露出、Aを指していればプログラム露出となります。シャッター速度と絞り値の二軸でPSAMを表現していたペンタックス流にいえば、絞り値が実数値ならシャッター速度も絞り値も手動(=マニュアル)、Aならシャッター速度も絞り値も自動(=プログラム)、ということになるでしょうか。

マニュアル露出の時でも露出計は作動し、アンダーorオーバーがファインダ内にも表示されますので、それをガイドにシャッタースピードを設定することができます。シャッタースピードはレリーズボタンそばの+とーのボタンで操作します。SF 7の変わったレバーも、SF Xのわりと普通なレバーもいまいちでしたが、本機の+-ボタンもやはりいまいちで、できればダイヤルにして欲しかったところです。

どうやらペンタックスは、PSAMの4モードという概念が、どうも好きではなかったように思います。上述のとおり、あくまでパラメタ二つ、絞り値とシャッター速度。それぞれ実数値かオートか。(細かいことをいうとシャッター速度の"バルブ"と"シンクロ"がありますが、無視)。
   ・ 両方が実数値であれば"マニュアル"
   ・ 両方がオートであれば"プログラム"
   ・ 絞り値だけがオートであれば"シャッター速度優先"
   ・ シャッター速度だけがオートであれば"絞り優先"
と、それぞれ呼びたければよんでもいい、いちおう他社との互換性のためにつけておくけどね、という雰囲気を感じます。

ちょっと表現は変わりましたが、SF Xの回と同じことを書いてしまいましたね。

本機Z-10については"シャッタースピードがオート"という状態が明示的になく(後述)、絞り値のオート/実数値切り替えと統合されている、つまりプログラムとマニュアルになります。かえって話をややこしくするかもしれませんが、一見2次元平面を張っているのだが、二つの軸が相関100%であるがために、実質1次元になっている、という・・・書かない方がよかったですかね。

で、私は少し前まで、この4モードの代りに2軸、という考え方のことを"ハイパー操作系"である、と思い込んでいました。だから、ハイパー操作系、っていうけど、SFシリーズはおろか、Aシリーズの時代からくみこまれているよな~、ニコンのF-401も似た操作系だよな~、みたいな勘違いをしていたのです。実際には同じように思い込んでいる人、多いんじゃないでしょうか!?

プログラムで物足りなければマニュアル、となるわけですが、かつて絞り優先陣営の一翼を務めていたペンタックスですから、そのユーザはおそらくまず絞りを設定するのでしょう。その後、シャッター速度アップorダウンを繰り返して、適正露出にするのでしょう。

が、適正露出にするだけならもっといい方法があり、それが右手親指の位置にあるハイパーボタンを押すことです。これにより、一挙にシャッタースピードが適正露出になるよう設定されます。

この白いのがハイパーボタン。

Z-10_9.jpg

ポイントは、あくまでこれはマニュアルモードであって、ひとまずシャッター速度は自動で適正露出になるように設定される(『絞り優先自動露出的な使い方ができます。』 by Pentax)けれども、その後は(プログラムや絞り優先モードとしての露出補正ではなく)シャッター速度を変えるのだ、というところです。我ながら、言葉遊びじゃないのか、と思う節もありますが・・・。

このハイパーボタンを使った『絞り優先自動露出使い方』のことを、ハイパーマニュアルと呼ぶようですね。

プログラム・モード時には、この白いボタンは露出補正をするときに使います。



エントリー機の例に漏れず、本機もお値段などはもはや付きませんね。よくて500円~1000円でしょうか。

ペンタックスもミノルタも、電動ズームを利用して面白い機能を搭載しているのに、かたや宣伝し過ぎでパッシングを受け、かたや宣伝しなさすぎで無視され、で少し、というかかなり寂しいです。当時、Z-10 v.s. α-3xiみたいな取り上げ方はされなかったんでしょうか?なかったとすれば、やっぱりEOS 1000の一人勝ちだったんでしょうかね・・・。

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