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Nikon F-501

αの第1世代3機に続けて、第1世代AF一眼システムの機体を紹介していきたいと思います。

AF一眼システム、といったくどい書き方をしたのは、α以前にもAF一眼レフは存在したわけで、単機レベルでのAF機構か、シリーズとしてのAF機構か、という区別をしているからです。

AFシステム2番乗りはニコンでした。ミノルタα-7000の約1年後1986年4月にF-501が登場。同時期のAF機のなかでは比較的古典的なスタイルでした。定価89,000円。まさにα-7000と同じ価格帯です。

F-501_1.jpg









F-501_2.jpg

F-501以降の機体では、他社同様ニコンも曲線を用いたデザインへ移行していきますので、最後のカクカクしたニコンといってよいのではないでしょうか。いや、2001年のFM3A、2013年のDfとか、あるといえばあるんですが・・・・・・。

以前、御殿場プレミアムアウトレット(静岡県)内のニコンショップで、登場したばかりのニコン1 V2を、ちょっとだけいいなと思いながら触っていると、肩から提げた私のF-501を見て店員さんが、『今度の(V1)は、お手持ちのカメラのデザインを意識したんですよ』といったようなことを説明してくれました。

F-501_3.jpg

露出制御モード

意外なのは、シャッタースピード優先の露出モードを持っていないことです。本機より後のニコンが、エントリー機やファミリー機にもPSAMすべての露出制御モードを搭載してきたことを考えると、ちょっと不思議な感じがします。ですが、さかのぼってもSA両優先モードを持っていたのはちょっと上級機のFA(1983年)だけだったので、ニコンでPSAMの4モード搭載がスタンダードになるのは、このF-501の直後ということですね。この時代のスタンダード機α-7000が全部入りだったため、どうしても『ない』ことに目が行ってしまうだけです。

ただし、F-501はプログラムといっても通常モードと高速モードを持っていて、たとえばα-5000のプログラムよりは高機能です。プログラムの意味はメーカー内でも異なり、今でいうインテリジェント・オートやシーン・モードのような位置づけのものですね。

AF機構

AF機構の合焦スピードは速いとは言えず、光が足りない状況では割と早くあきらめてくれます。MFとAF-S、AF-Cの切り替えレバーが大きくて操作しやすいとか、AEロックとAFロックがちゃんとわかれていたりとか、もちろん露出補正は明示的にできたりとか、使い勝手に関してはα-7000に劣るものではないのですが、いかんせんAF機構はα-7000のライバルにはなりえなかったかな、という印象です。

それもそのはず、F-501のAFに使われたハネウェルのTCLモジュールは、ミノルタではすでにフォーカスエイド機のX-600(1983年)で試験的(?)に導入し、その結果、性能不足と判断していたものでした。つまり、ミノルタでは前世代扱いのAF機構だったそうです。
(日本写真学会誌57巻4号、『最近のオートフォーカス関係の特許係争』 小倉磐夫、1994年)

ニコンのAF機はフォーカスの精度を追及するあまり合焦速度が出ない、とよく表現されますが、それは次の世代のF4、F-801あたりからの話のようです。

ファインダ

ファインダは、除いた瞬間に???となるぐらい薄暗くざらついています。前のオーナーがアルコールか何かで拭いてしまったのか?と思うぐらい、一様に曇った感じがあります。ピントが合えばわかるし、実用上問題はないのかもしれませんが、きわめて爽快感のないファインダです。

ファインダは交換可能になっています。

マーケット事情

絶対数が少ないのでしょう、ジャンク棚のなかでα-7000と共演するのはこのF-501ではなく、次の世代のF-801、F-401、F-601です。

相場はジャンクで1000円から2000円。2000円ならジャンクではなく動作確認済み、という場合もあります。確実にα-7000よりは少し高めに設定されているのがさすがのニコン機です。



本文中に触れた日本写真学会誌は、科学技術振興機構(JST)の科学技術情報発信・流通総合システムJ-STAGEから無料で参照できます。

記事の存在はもちろん、日本写真学会とその会誌の存在、さらにJ-STAGEというものの存在まで、以下のブログの記事で教えていただきました。

♪Illustrator-meiste Yukio Miyamoto♪
Minolta α7000 α9000 スチルビデオバック SB-70 黒い木馬

α-7000/9000をデジカメ化(ちょっとちがう)するスチルビデオバックSB-70について、詳しく紹介されています。α-7000がテンドロビウム化する様の動画は貴重ですね。


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