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Canon EOS 700

気付けば先月(2015年1月)は、記事ひとつで終わってしまいました。

EOS 10のアートコードであと一回ひっぱるか~などと考えていましたが、間もあいてしまったこともあり、またアートコードはEOS 100でもう一度触れる機会があるといえばあるので、時間を先に進めることにします。

今回はEOS 10と同じ1990年3月に登場したEOS 700です。一年半前のEOS 750にシーンモードを追加して登場。定価58,000円は、4,000円お安くなりました。

EOS700_1.jpg

上位機EOS 10、下位機EOS 1000(1990年10月)がそれぞれEOS 630、EOS 850から大きくモデルチェンジを果たしたのに対し、エントリー機である本機はマイナーチェンジで済ませてきました。

説明書、あるいはインターネットがなければ、まさに上述のとおり、750にシーンモードが追加されただけ、と判断してしまうことでしょう。

あぁ、よく、マウントまでプラスチックになった機種として、EOS 1000が取り上げられていますが、実際には本機が初のプラマウントEOSです。

が、実はこいつには、プラマウント云々がどうでも良くなるぐらい、驚くべき隠し玉があったのです・・・。









隠し玉の話はあとにまわすとして、まずは750と比べてみます。

EOS700_2.jpg

EOS700_3.jpg

プラ感満載とはいえ、こいつの造形は一目置くべし、というのが私の感想であることは750の回でも書いた通りで、ほぼスタイルが継承されていることはむしろ好感です。

EOS700_4.jpg

違うのは右手側のトップ(もはや軍艦部と呼ぶには抵抗が・・・)です。

T80以来のシーンモードが追加された他、特にフォーカスリングを持たない(=MFできない)廉価版レンズをつかう際に重宝する、置きピンモードがダイアルの端に追加されています。引き継き、深度優先モードもあります。

基本性能は750から変わらずで、ファインダ内表示が合焦マーカーと、ストロボ使ってねマーカーだけというショボさも同じです。

あとは、大型グリップGR50の存在なども特徴でしょうか。自分が持っていないのでスルーします。



で。

とくに他にみるところもないので、いよいよ隠し玉いきましょう。兄弟機EOS 10のアートコードほどではないにせよ、他にない機能です。

なんと、こいつのモードダイアルは、外れます。

EOS700_5.jpg

上の図は、決して分解しているのではなく、説明書にかかれたとおりの操作をおこなっているのです。

EOS700_6.jpg

ダイアルに寄ってみました。なんと、こいつを裏返すと・・・・!

EOS700_7.jpg

シャッターダイアル!?

いや、実際シャッターダイアルなんですが。

EOS700_8.jpg

裏返しに取り付けると、こんな感じです。

つまり、ダイアルを裏返しにすることで、シャッター優先が使えるようになるのです。シャッター優先とはいえ、1/4秒~1/2000秒という、特に低速側がなんとも中途半端ではありますが、バルブが使えるのはそこそこありがたいかもしれません・・・いや、デジタルならいざ知らず、本機を使う層がバルブを使いこなすはずはありませんね・・・。

プログラム専用機に何をプラスするか、となった時に、シャッター速度優先であったことは、70年代にシャッター速度優先陣営の旗手であったキヤノンらしいと言ってよいのではないでしょうか。もちろん、結果論なのかもしれませんが・・・。AE-1/AE-1 Programの成功が、90年代に入ってなおキヤノンの根底にあった上でのこの機能、だとすれば楽しいと思うのです。

α-5700i+両優先カードに対する本機の位置づけは、X-700/X-7とAE-1/AE-1pとの関係に似ていると感じます。絞り優先陣営が意外にすんなりマルチモードに移行したのに対して、キヤノンはあくまでシャッター速度優先の優先度を上に置いていたように思います。その結果、オプションでAS両優先よりも、標準でシャッター速度優先を備える方がよし、という・・・強引過ぎるでしょうか?

強引さの言い訳をするとすれば、本機能の特異性が素晴らし過ぎて、私にとって、本機はもはやAF版AE-1としか見れない、という点にあります。

アートコードシステムやミノルタのインテリジェントカードのような大掛かりな機構も楽しいですが、こういう隙間に機能を詰め込む、というのもまた、エンジニアやデザイナの苦闘が垣間見られてうれしいものです。

本機も、100円でも安すぎない、という、もはやお値段が付かない機体です。実用云々は脇に置くことにして、このギミックを実際に手にして楽しんでみて欲しいなと思います。

なお、実際に手に入れられて、やっぱりツマらね~と言われても責任取りかねますので、例によって自己責任でお願い致します。
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