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Canon EOS 10

ようやくキヤノン、ミノルタ、ペンタックス、ニコン、シグマと各社の銀塩最終機(くどいようですが、ニコンのF6は例外視です)を、多少思い残すところはありつつもひととおり眺めおわりましたので、本筋に戻ろうと思います。

第2部の初回は予告通り、キヤノンのEOS 10です。1990年3月、定価90,000円での登場。QD(クオーツデート)が標準装備ではあるものの、正しくはEOS 10 QDという名称のようです。が、ここでは忘れます。ただ、ネット上で検索をかける場合には、"EOS 10"だとデジタル機EOS 10Dがたくさん上がってきますので、"EOS 10 QD"と入力した方がよさそうです。

EOS10_001.jpg

QDといっても、いまやバックパネルの機能ではなく(ボタンはバックパネルにありますが)、本体軍艦部右手側の液晶を使って設定します。

EOS 10といえば、バーコード入力システムばかりが、それもαのiシリーズとの対比の中で取り上げられてしまうことが多いのですが、この目を引くシステムは次回以降にとりあげることとし、ひとまずは本体に着目したいと思います。実は普通に高性能です。









まずはスタイルから。実際には6x0系とかわらない大きさなのですが、単独で握るとひと回り大きい印象を受けます。EOS-1に匹敵するような気すらします。おそらくこれは、ストロボ内蔵に伴うペンタ部の巨大化によるものでしょう。多少、安っぽい仕上がりに見えるのは、750に似ているからでしょうか。

EOS 630と。

EOS10_007.jpg

続いてEOS-1と。

EOS10_008.jpg

次に、音。実は意外に静かです。正確には巻き上げが、であって、ミラーの駆動音はそれなりなのですが、フィルムの巻き上げに関しては、Kiss 7で触れた巻き上げ不良に似た症状でも出たのかと思うほどで、初めて使ったときには不安になりながら撮り続けたものでした。カウンタが36になったところで巻き戻しがかかった時にはひとまずホッとしましたが、現像して36枚きちんと撮れていることを確認するまでは、まだ半分ぐらい疑っていました。

静音の概念は、本機の後継機というのか歳の近い弟分というのかにあたるEOS 100で初めて導入された、とキヤノンのホームページでなどでも解説されていますが、その兆しは、本機ですでにあったと言えるのではないでしょうか。



操作はそれまでのEOSと大差ないと言えます。本ブログではこの前に各社の銀塩最終機を取り上げたため、触っているとモードダイヤルの順番だとか、ボタンの共有の仕方だとかでふと野暮ったさが感じられたりしていますが、当時の機体としてはけっして悪いものではないと思われます。

性能的な特徴としては、AF測距点が多点(3点)化しました。キヤノン一眼レフで初となります。連写はフォーカス固定で5コマ/秒、フォーカス追随で3コマ/秒となっています。620で搭載され、630で落とされた1/4000秒シャッターも復活しています。

カスタムファンクションをもっており、詳細はネット上でも拾うことができるため割愛しますが、15項目の設定ができます。

本機から、スタンダード機にもシーンモードが搭載されるようになりました。

EOS10_002.jpg

L(ロック=電源OFF)を中心に、中上級者向けモードと初心者向けモードが分けられています。Mの一つ手前、カメラが震えているような絵のものは、焦点距離まで含めた手ぶれ限界ギリギリまで絞るモード、です。

EOS10_003.jpg

レリーズボタン周辺は、造形こそ異なるものの、6x0と同じです。

EOS10_004.jpg

EOS-1で好評だったバックパネルのサブダイヤルはまだ搭載されていません。

EOS10_005.jpg

EOS10_006.jpg

内蔵ストロボは、AE補助光の機能はなくなりました。レリーズ毎に必ず格納される、という750の変な仕様は踏襲していません。あれはナゾでした。



本機も6x0、750、850同様、本機もほとんどお値段のつかない機体です。しかし、すべての点で6x0を上回っておりますし、おすすめ度は高いと思います。100円~500円で手に入るのではないでしょうか。同時期のライバル機、ミノルタα-8700i/7700iニコンF-801よりは、ずっと素直(というか、今のカメラと操作系が似ている?)だと思います。

例によって、ダンパーゴムの溶け出しにはご注意ください。

あ~、すべての点、というのは言い過ぎでした。6x0の方が、カッコいい。どちらか選べと言われれば、私なら6x0を選びますね・・・。
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テーマ : フィルムカメラ
ジャンル : 写真

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No title

 Ken M.さまこんばんは。
EOS10は35-105とのセットでよく売りました。クオーツデートの表示がふだん隠しになっているので設定して
お客さんに渡すときに間違えてないかそこはかとなく不安になっていたのを思いだします。

AFセンサーが3点に増えたのに630と比較してもあまりスピードは上がった感がなく、プラスチッキーになった
マテリアルも含めてあまり新製品の嬉しさはなかったですね。何よりアートコードの操作説明が実にめんどくさかったので(^^)ゞ。おっしゃるとおり私も6X0系のマシンのほうが好みでした。

Re: No title

ひらやんさま、

明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
新年もよろしくお願い申し上げます。

> EOS10は35-105とのセットでよく売りました。クオーツデートの表示がふだん隠しになっているので設定して
> お客さんに渡すときに間違えてないかそこはかとなく不安になっていたのを思いだします。

確かに!日付表示のOn/Offは、常時表示させておくべきだったでしょう。今以上にQDが使われていたわけですから、一発で状態を視認できればウリになりましたよね。

28mmが標準になるのはもう少し先だったのですね。

> マテリアルも含めてあまり新製品の嬉しさはなかったですね。何よりアートコードの操作説明が実にめんどくさかったので(^^)ゞ。おっしゃるとおり私も6X0系のマシンのほうが好みでした。

アートコード、(たぶん)次回やります!
悩ましいアイテムですが、本ブログ上、避けては通れぬアイテムです。
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