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Minolta α-7000

α-9000に続く今回は、半年早い1985年2月に登場した弟分、α-7000です。定価88,000円、このころはまだ消費税はありませんでした。

α-7000_1-1

ご存じ、世界初の実用AF一眼レフ、実用AFシステムです。いまさら私がなにかをいう必要があるのか、というほどに、ネット上でも語りつくされた感のある個体です。

コンパクト機でのAFが定着し始めたころ、いずれAF機が一眼レフの世界でも主流となるであろうことはおそらく認識していたであろう各メーカーの、いかにして現行システムをソフトランディングさせるかという長期的計画を、一挙にぶち壊してしまった風雲児です。

旧来のSRマウントを捨てたことも、今から見れば快挙であったといえるのでしょうか。フタを開けてみれば、全一眼レフにおける単一機種でのシェアとして驚異的な、ソースによって25%とも40%ともいわれる数字をたたき出したとのこと。新しいAマウントも、メーカーをまたいでM42マウントに匹敵する30歳を数えようとし、古参のマウントといってもよいぐらいになりました。










そんなカメラ史のターニングポイントを作りだした名機α-7000も、今となっては主な舞台はジャンク棚やジャンク・ワゴンです。500円からよくて2000円の値段をつけられ、ひとつ前のブームを作り出したキヤノンのAE-1たちと共演しています。

しかし、PSAMすべての露出制御モードを備えるだけでなく、そのPモードはS優先・A優先の代用としても使える、今風のプログラム・シフトが可能なPモードです。さらに、露出補正とAEロックの両方を備え、この時期に多い、一方を他方で代用するだとか、フィルムの感度設定で代用するだとかいったものではなく、露出補正がやりたければ露出補正機能を使い、AEロックがやりたければAEロック機能を使う、というやりたいこととオペレーションが直結しています。全自動から細かなコントロールまで、すなわち初心者から中級者までを広くカバーする本機は、文字通りのスタンダード機として、今なお価値を失いきってはいないように思えます。

機能上の弱点といえば、
  ・ 測光方式が中央重点平均測光固定
  ・ AF測距点が中央一点であること
ぐらいでしょうか?もちろんAFの遅さだけは無視しました。

感度制御を除けばデジタル一眼の撮影技術がそのまま使える本機こそ、フィルム写真の入門機としてベストな選択のひとつではないかとすら思えます。気軽に持ち出し、壊れたら豊富な市場ストックから調達すればよい・・・・・・。安価なフィルムで数をとり、そこから好きなところへステップアップしていけばよい。適度なシンプルさは、次のステップへの足掛かりとしても有益でしょう。

いきなり露出計もないようなフル・マニュアル機に手を出しても、普通のひとでは挫折するのがオチです。

とはいえ、フィルムをこれから始めようという人が、いきなりジャンク棚を覘くことから始めるか?といわれれば、ふつうそんなことはしないですね・・・・・・。F3とかF-1とかライカとか、若干のファッション性は求めますよね。残念ながら、α-7000にファッション性は皆無でしょう。

α-7000_1-4

露出計ももたないフル・マニュアル機として、ちょいとこっそり借りてきたライカM3と並べてみましたが、その所有者も私も、いまだに使えている気がしません。所有者は結局、まずはオリンパスのOM-2で修行することにしたようです。



デザイン的には、プラスチックを多用した近未来を感じさせる(当時)デザインです。未来的意匠に先鞭をつけたのはキヤノンのTシリーズではなかったかと思いますが、そのキヤノン自信はα-7000の直後にT-90で、これまた30年続く別の流れを確立してしまいました。

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グリップ感は良くもなく悪くもなく、です。利用する電池によ2サイズ3タイプの電池室フタ=グリップが存在し、若干手にした感じが異なるものの、うまくまとめられていて、どれを使っても握りにくくなったりはしません。

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私はフル・マニュアル機でのんびり撮るのでない限り、カメラに必ずハンドルグリップを着ける人間ですので、グリップの良し悪しはあまり大きなポイントにしていません。

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プラスチッキーかつメカメカしいルックスにもかかわらず、意外に頑丈な機種だと思います。α-9000より広範囲に電子化されているからでしょうか、液晶の液漏れ(にじみ)とグリップの劣化(割れ・ヒビ)は発生するものの、接眼レンズが落ち込んだり、ピントがズレたり、シャッターが粘着したり、といった症状は聞きません。レリーズ時に勝手に絞り込まれてしまう不具合はあるとのことですが、手元の4台(α-9000のみならず、α-7000も4台ある。誰がいったか、『中古のαは勝手に増殖する』)ではそのような症状は見られません。

私が実施した補修は、液晶の移植、グリップの張替え、内蔵電池の交換程度です。このころの機械になると、フィルム室の遮光にモルトが使われることもなくなってきています。

補修には、いろいろな先輩方のページを参考にさせていただきました。本稿への追記のかたちになると思いますが、あらためて、リンクさせていただこうと思います。
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