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Minolta α-70

ミノルタ(※)の銀塩最終機は、2004年1月登場のα-70でした。オープン価格。
※正確には、既にミノルタはなく、コニカミノルタ。前年に合併。

比較的早くにキヤノンEOS Kissに追随して低位機にフレンドリーというか、文字通りスイートなネーミングを与えたミノルタでしたが、ここにきてユーだのイストだのと各社が同じ路線に入ってくるのに辟易したのか、一転硬派な名前に戻してきました。

α-70_1

価格はオープンとしつつもSweetII Lより低く設定されていたようで、価格帯だけを見るとSweetIIではなくSweetII Lの後継機となります。しかし、"7"を含んだ名前から受ける印象はもう少し上、α-7の弟分つまりSweetIIの後継であるように思えますが、MF時代のX-700の兄弟機を考えれば、ひょっとしたらα-7の下にα-5、その下にα-70、という線も考えられますね。桁の大小が当時と逆ですけど。

今回は、ちょっとネガティブな書き方になっているかもしれません。つい、それなりに使い込んだα-7と比較してしまうためであって、同時期のEOS Kiss 7や*istやU2と比べる限り、決して遜色のある機体ではありません。この点、ご了承いただきたく。









いずれにせよ、α-70の後にはなにもなかったので、α-70がα-SweetII の後継機であるとして話を進めます。

ミノルタは、EOS Kissの直接のライバルとして2世代を重ねてきたわけですが、ここにきて機能展開の面白い交叉が発生しています。

ミノルタは、エントリー機とファミリー機を既に統合したキヤノンの動向を見て、同じように一本化を図ったのではないかと思います。さらに、EOS Kiss がいつまでたっても1/4000秒シャッターを搭載しないことを根拠に、自分たちも1/4000秒シャッターを外してきたのではないでしょうか。

一方のキヤノンは、EOS Kiss LiteでKiss初の下のクラスを設置したばかりか、Eos Kiss 7には1/4000秒シャッターを搭載して他社を追随します。

さまざまな心の読み合い、心理戦が繰り広げられていたのでしょう。

α-70_3

α-70_2

α-70_4

α-SweetII からの主な違いは、
  ・ 最高シャッタースピードが1/2000秒。(α-SweetIIは1/4000秒)
  ・ AFポイントが、中央クロスの9点8ライン。(α-SweetIIは7点8ライン)
  ・ バッテリーパックが用意されない。
といったところでしょうか。

私はフィルム機を2台持ち出す余裕がある場合、サブ機は基本的にisoが大きめのフィルム、主にフジカラーのNatura 1600を詰めて、日が暮れ始めるか室内に入った段階でメインとサブを入れ替えます。夕方や室内で、1/4000秒シャッターが必要になることはまずないので、サブ機として使うことがほとんどの本機については、私にとっては1/4000秒シャッターがなくとも特に困ったりはしません。

といいつつ、本機α-70はわりと最近になって手に入れた機体であるため、α-7とα-70のペアで出動したことは、実はないのです。α-7もここのところ全然使ってないな・・・。

AFの9点8ラインは、α-SweetIIが7点8ラインであったことを考えると、中央部の横ラインセンサをワイドに設定しただけじゃないのか?とも思えます。ちなみにα-SweetII Lは中央クロスの3点4ラインです。私がα-70を(α-Sweet II Lではなく)α-SweetIIの後継機とした根拠のひとつがここにあります。

この9点8ラインのAFセンサーは、デジタル一眼レフα-Sweet Digitalにも引き継がれました。α-70のネーミングは、ペンタックスが銀塩最終機の*istをデジタルでも使うことを受けて、ミノルタもデジタル用に避けたのかもしれません。

AFといえばもうひとつ、α-Sweet II では搭載されなかったDMFが搭載されています。DMFとは、通常のAFモードではモーターががっちりレンズのピントリングを掴んでいるためマニュアルでのフォーカスができませんが、AFが作動して合焦してしまえば、ピントリングがフリーになって、マニュアルフォーカスも可能になる、という微調整に好都合な機能で、本機以前ではα-7にのみ搭載されています。これも、α-70がα-Sweet II Lの後継どころか、α-Sweet II よりも少し上を狙っているように思わせられるところです。

しかし、このDMF、対応レンズの点で微妙にα-7と差別化されています。α-7では、パワーズームレンズ、xiレンズ、それから第一世代のαレンズ("AF Lens"の表記と焦点距離の間に線が引かれているやつ)を除き、DMFが効きます。一方のα-70では、非SSMのDレンズのみという非常に対応が限定されています。私の手持ちのレンズでは、対象となるものがなく、最初は本体の故障を疑いました。

せめて純正レンズでの対応範囲が同じであれば、あぁ、これが有名なミノルタのシグマ排除か~、とも理解できたのですが、それ以上の制限となっています。
α-7の場合、時期さえ合えばシグマのレンズでもDMF可能なものが存在する。たとえば本記事のUC ZOOM 28-70mm/1:2.8-4




さらに惜しむらくは、α-Sweet、α-Sweet II と用意されてきたバッテリーパック(拡張グリップの機能はない)がなくなったことです。α-Sweet用のBP-100、α-Sweet II用のBP-200、いずれもα-70には装着できません。

とはいえ、小型の割に、ホールド感は悪くありません。もちろん、グリップストラップつけること前提で。

α-70_5

細かいところで気になるのが、内蔵ストロボの開閉です。ロック機構が弱く、簡単にポップアップしてしまいます。特に私のように、ペンタ部を掴んで持ち上げるクセがある人は要注意です。そのうちに壊してしまいそうです。α-Sweet II でもゆるい傾向がありましたが、それがさらにゆるくなりました。

α-70_6

フィルム室のオープンが左手側へ開くのはα-Sweet II、II Lと同様ですが、開け方はα-Sweet II、II Lではボタン一発となっていたものが、旧来のツメを押し下げるタイプに戻っています。フィルムが入っているとロック機構が働くのは同じです。

α-70_7

その他、スポット測光モードへの切替えが、分割、中央重点の切替えに統合されました。α-Sweet II、II Lでは、α-7700i/α-8700iのような、SPOTボタンを押している間だけスポット測光でしたので、α-Sweet II とは使い勝手が違い、むしろ兄貴分のα-7に近くなっているようです・・・が、まだその実感がありません。

なにぶん、十分に使い込んでいないので、使い込んでみて、またレポートしようと思います。軽く使ってみた感じでは、α-7のサブとしては荷が重いかな~、という感じです。当時ならいざ知らず、現在なら、どうしてもα-7のサブが欲しいければ、もう一台α-7、が一番ではないかと。α-7が名機すぎて、それと比べてしまうとα-70というよりα-Sweet IIIという名前の方がしっくりくるように思えてしまいます。

銀塩最終機のため、中古市場ではそこそこのお値段がついています。α-Sweet II が1000円台から出回っているのに対し、5000円くらいからでしょうか?それよりなにより、お探しの方には玉数がない方が問題ですね。

α-70_8
(兄弟たち。左から、α-70、α-Sweet II、α-7)
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