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Canon EOS Kiss 7

今回からしばらくは、現行機であると同時に、私には手が届かない存在であるニコンのF6を例外とした場合の、各メーカーの最終銀塩機を取り上げます。各メーカーとも、最終機はエントリー機、あるいはさらにその下のファミリー機となっています。

まずはキヤノンのEOS Kiss 7、大ヒットシリーズの7代目です。2004年9月。価格はオープン。

EOS Kiss 7_1

EOS Kiss の7機種のうち、III L(4代目)は III(3代目)のバリエーション、Lite(6代目)は5(5代目)の廉価版ともいえるので、数え方によってはEOS Kiss 7は5代目となります。









EOS Kiss 5以来の、上方で大きく湾曲したグリップがデザイン上の特徴です。

EOS Kiss 7_6

細身の割にはグリップ感が確保されるという機能的なデザインです。

EOS Kiss 7_2

もはやこのころになると、他になにが必要なのかと言わんばかりに機能てんこ盛りとなり、分野にはよるとはいえ、どのメーカーのどの機種を購入しても、ハイアマチュアぐらいまでカバーできてしまうようになっています。

EOS Kiss 7_3

なかでも本機は初代Kiss Digital登場後の機種であり、開発段階から銀塩機のしんがりを任されていたのかもしれません。これまで出し惜しみしていたとしか思えない機能も詰め込まれました。

上位機(EOS 7)に盛り込まれていた、
   ・ 1/4000秒シャッター
   ・ カスタム機能
   ・ レンズの距離情報とストロボの連動
などがようやく組み込まれています。特に1/4000秒シャッターは、他社競合製品が押しなべて実装してきたというプレッシャーもあったことでしょう。

AF測距点は引き続き7点。上位機 EOS 7と同じです。合焦の速度や追随性能は、同時期のEOS 7sと比べるとどうなのかわかりませんが、ひと世代前のEOS 7 には匹敵しているような印象です。

EOS 7が、これまたプラ感たっぷりの、現在のEOS 7Dを想像していると『えっ?』と思えるような機体であるため、所有欲を満たすにはちょっとどうかな~という機体でありました。したがって、名より実をとるタイプの人であれば、Kissというスイート(笑)な名前さえ厭わなければ、こちらを選ぶべきだったひとも多いことが想像されます。ただ、必要にして十分な機体で我慢する、というのは、相当に訓練された心が必要なわけで・・・。

本機に限らず、高機能低価格機がカバーできないのは、
  ・ AF速度が間に合わない場合の高速連写
  ・ 大砲を支えるための剛性
  ・ 極寒極暑
なわけですが、これらの状況ではEOS 7でもムリです。ほんの少しの改善はあるかもしれませんが、必要としているひとには足りないでしょうね。

EOS Kiss 7_4

前機種までとは異なり、フィルムが装填されていないとシャッターが降りません。上の写真のように"no F"と表示されます。ちなみに、レンズがなくても"no L"が表示されて、レリーズできません。初心者向けの保護機能です。

EOS Kiss 7_5

廉価機Kiss Lite で落とされた視度補正機構も、復活というか、組み込まれています。

EOS Kiss 7_7

メインダイアルは、ロック(電源オフ)を中心に、中上級者向けモード(PSAM+深度優先)と初心者向けモード(シーンモード)が分かれて並べられています。ダイアル右上のボタンは連写・単写の切替ボタンで、じつはKiss シリーズ初の搭載となります。過去のKissは、連写モードしか持っていませんでした。

EOS Kiss 7_8

内蔵ストロボは、かなり高さが確保されています。

EOS Kiss 7_9-1

EOS Kiss 7_9-2

初代 EOS Kiss と並べてみました。ずいぶんと洗練されてきたとはいわないまでも、垢抜けてきたイメージです。

EOS Kiss 7_A-1

EOS Kiss 7_A-2

初代の(Kissではない)EOS、EOS 650とも並べてみましょう。先ほどの『洗練されてきたとはいわない』という気持ちが解ってもらえるのではないかと思うのですが、EOSは出てきたときから独特のカッコよさを持っていたと言えます。









最後にふたつ、私が直面した不具合を挙げておきたいと思います。

ひとつは、フィルムを装填完了すると同時に、そのフィルムの巻き戻しが始まってしまう、というものです。な、なにを言っているかわからないと思うが、オ、オレも何をいっているかわからない、といった感じですが、強制巻き戻しスイッチが、こんなふうになっていました。

EOS Kiss 7_B-1

ようするに、スイッチがゴム製のため、ボディに引っかかって戻らなくなっており、強制巻き戻しが常にOnになっていた、という状態です。楊枝かピンセットでちょいちょいとつついてやれば、すぐに戻ります。正しくは、こんな感じです。

EOS Kiss 7_B-2

もうひとつは、シグマレンズとの相性で、私の所有している、
  ・ 28mm F1.8 II High-Speed Wide Aspherical
  ・ 28-70mm/F2.8-4 UC Zoom
で発生しました。

こいつら、特に28mmF1.8だとほとんど毎回、ボディのCPU(?)が狂うのか、レリーズボタンを押してもシャッターが降りたかのような音がするのに巻き上げ(プリワインドなので巻き戻し、か)はおこらず、液晶にエラー表示(電池不足の点滅)がなされます。もう一度レリーズボタンを半押しすると復帰するので、故障ではなさそうなのです。

28mmF1.8は、先日もEOS-1EOS RTで使ったばかりで、故障しているとは思えません。おなじ症状はKiss Lite でも発生しました。

本件がタチ悪いのは、純正のレンズにつなぎかえただけでは治らないことがあるところです。

私の手元の機体で復旧できた方法を書いておきます。ご参考程度に。

巻き上げを連続にします。事実上連写モードしかないKiss Lite ではそのままで可。それから、巻き上げ速度に合わせたタイミングで、全押し状態から未押し(半押しではダメ)、半押し、全押し、と何度か繰り返してやるのです。もちろん、純正レンズでお願いします。

なんか、もっとうまいやり方がありそうなんですが・・・・・・。










本文で書いたとおり、本機はフィルム未装填ではシャッターが切れません。また、フィルム装填機構の不具合で、勝手にフィルムが巻き上げられてしまっていたことも書きました。そういう場合のためにも、フィルムピッカーは手元にあった方がよいと思います。それほど高価なものでもありませんので。
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カミさんの主力機でした。

AF速度は7s>kiss7でしたよ。私が7sでカミさんがkiss7。レンズを共有しながら娘の成長を記録していました。末期は電池の認識が出来なくなって修理のうえ防湿庫に保管しています。タイ国駐在時に酷暑の中 使い続けた我が家の名機です。

Re: カミさんの主力機でした。

Bronica RF645さま、

コメントありがとうございます。ブログ・オーナーのKen M. です。

貴重な情報ありがとうございます。7s は私の手元になく、7s > Kiss 7 の確証が得られていませんでした。

いずれ手に入れようと考えていますが、なかなかお目にかかれず、実際に手にしたことがないのです。

また、リアルタイムのオーナーでしかわからないことなどご記憶にありましたら、コメントいただければ幸いです。

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