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Minolta α-9000 (4) その他の不具合

α-9000 の4回目です。

最初の回で、よくある不具合、
 1. 液晶の液漏れ(にじみ)
 2. グリップの劣化(割れ・ヒビ)
 3. 接眼レンズの落ち込み
 4. シャッターのダンパーゴムの加水分解(シャッターの粘着)
 5. ピントのずれ
 6. 絞り不調(レリーズ時に勝手に絞り込まれる)
を挙げました。このうち、6については幸い遭遇していませんので触れません。5は前回書きましたので、
残りの1~4について、対処など書いてみます。

あらかじめ書いておきますと、1~3はそのまま使う、4のシャッター粘着は如何ともしがたし、というのが大筋です。









その前に、これまで触れなかったミラーアップ状態で固まってしまう、という状況を片付けておきたいと思います。

それまで気持ちよく撮っていたのに、突然、シャッターを切った後の画面のブラックアウトから復帰しない、なにごとかとレンズを外してみたら、ミラーがアップしたままだった、というものです。もちろん、電池が切れているわけでもありません。

ネット上でも同じ症状を見ることがありますが、具体的な対処が書かれているのをみたことはありません。これも、荒治療のため、積極的におすすめはしませんし、やる場合にもダメ元の覚悟が必要です。あくまで、私はこうやった、という情報として読んでください。

これは、内部ギアの噛み合わせがくるってしまったと推測されます。シャッターチャージが解放される際に、シャッターについては正しくパワーが連動されたものの、ミラーダウンまではパワーが伝えきれなかったものでしょう。ミラーが戻っていないためか、次のチャージもできません(巻き上げレバーが動かない)。幸い(かどうかしりませんが)この辺の連動機構はボディの一番下にあるようです。強引にチャージしてやれば、治ります。いや、治るといってよいものかどうかはわかりません・・・。

底蓋を開けます。素直に3本のネジで開きます。開く際に、モータードライブ接続部に黒いセルロイドと思われるワッシャがありますので、少しだけ気を付けてください。

α-9000_4-1(赤入り)

写真は、左がチャージ前およびチャージ後、右がチャージ完了直前です。

長いまがった金属が移動しているのがわかると思います。左の状態が固まったものなので、金属の赤で示した位置にドライバのようなものを垂直に突っ込んで、垂直なまま右の状態まで押し込みます。そこそこの力が必要です。ガシャンと音がして、またレリーズ&巻き上げができるようになります。

この症状は、私の4台のうち1台だけで立て続けに3度ほど発症し、その後は見られませんでした。もっとも、その個体はシャッターの粘着の症状を持っている個体だったので、現在、戦列にはいません。



さて、以下冒頭の不具合です。

1. 液晶の液漏れ(にじみ)

液晶の表示領域が狭いため、情報が読み取れなくなるまで進行することはそれほどないでしょう。きれいな個体から移植する、という手もありますが、そんな個体に会う機会はほとんどないと思います。トップカバーを開けてみればわかりますが、移植作業も兄弟機のα-7000より難しそうです。トップカバーを外す際には、プログラムと写真de右往左往さんα-9000 フィルムカウンター不動を参考にさせていただきました。

以下は手元の4台を並べてみたものです。

α-9000_4-2

実際の表示は以下のようなものなので、もし、これらが見えるようなら、気にしない、というのが一番だと思います。

α-9000_4-3 α-9000_4-4

2. グリップの劣化(割れ・ヒビ)

グリップは、硬質ゴム(?)の薄い層が一番外側にあり、これが劣化したものです。

気にしないでそのまま使うのも手ですが、見た目に悪く、場合によっては手が痛くもなるので、思い切って全部はがしてしまうのがよいと思います。ぽろぽろと、きれいに剥がせます。グリップが本のひとまわりだけ小さくなりますが、このままで利用上、なんの問題もありません。フィルム室への光線漏れも発生しません。

ただし、モータードライブをつないだ時には、その接続部の段差が意外に目立ちます。そこで、手芸ショップでも手に入るような合皮シート(のり付き)を張るのがよいでしょう。皮(合皮)は相当に伸びるので、縦寸のみグリップの高さに合わせて横寸は大きめにとった長方形を切り出し、グリップの内側から外側に向けて伸ばしながら張っていくときれいに張ることができます。内側から張るのは、余った分を切り取るときのことを考えてのことです。

α-9000_4-5

最後の切り取るところでちょっと失敗しています。普通のカッターナイフではなく、薄刃のもっと切れ味のよいものを使うべきでした。

3. 接眼レンズの落ち込み

カタカタなるだけで見栄えが変わるわけではないので無視してもよいものですが、もともと接着剤で固定されているだけのようですので、楊枝で枠側に瞬間接着剤をつけたうえで、逆さま(マウント面)が上にでもしておけば、自重でくっつくかと思います。

もし、トップカバーを開ける機会があればきちんと接合するべきですけれども、わざわざレンズ接合のためだけに開けるのは無駄ですし、危険です。α-7000よりもずっと難易度が高いです。もっとも、この程度のものを難易度が高いといっているようではどんなカメラも修理なんてできないのでしょうが・・・・・・。私はまだ、開けたが最後、戻す自信がありません。

4. シャッターの粘着

私にとって、これが一番厄介なものです。手元の4台のうち2台も、この症状があるから使い物になりません。シャッターが開かず、フィルムの半分から2/3が真っ暗になってしまいます。

チェック方法は、レンズを外した状態でシャッタースピードを Bulb に設定し、レリーズを繰り返す、というものです。それを正面から見ていると、何回かに一度、シャッターが開いていない状態に遭遇するようなら本症状あり、です。

50回連続してシャッターが開けば実用して問題なし、を私の個人的な基準にしています。本当に望ましいシャッタースピードが出ているのかどうかはわからないため、とてもではないですがポジフィルムは使うことができません。そのかわり、ネガならなんとか、というレベルには今のところなっています。そもそもジャンクでポジは厳しいと思いますが・・・・・・。

チェック時には、モータードライブかワインダーがあると便利でしょう。50回も連続で手巻きすると、さすがに手が痛くなります。

ネット上には、画用紙のような厚手の紙を隙間に差し込んで溶けたゴムを掻き出す、ということで復帰した人がちらほら見受けられますが、私の場合、相当繰り返しても状況は改善せず、着実にシャッターに擦り傷を増やしていくだけでした。

そうこうするうちになんとか36枚を写し切ることができる個体に出会いましたので、とりあえずあきらめています。

それでも、その動く2台でもゴムの溶け出しは始まっており、

α-9000_4-6

都度アルコールでふき取ってはいるものの、実用が難しくなるのも時間の問題かな、と覚悟はしています。

α-9000_4-7

繰り返しになりますが、ここに記載されている内容は、私の勝手な理解に基づき、壊すことを覚悟の上で実施したものです。同じことを試みた結果については、私はなんら責任を取ることができません。あくまで自己責任において、ご利用くださるようお願いいたします。

思ったより長く、4回も引っ張ってしまいましたが、α-9000についてはひとまずこれまでとします。本機についてはまた触れる予定です。



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