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Minolta α-3700i

さて、我ら(誰ら?)がミノルタのターンです。

いまや資産価値は限りなくゼロに近いものの、戦略上、極めて重要なポジションを占めるミノルタ初のローエンド機、α-3700iです。1989年7月、定価45,000円。密かに(でもないか)、ファミリー機というカテゴリを確立したのはこいつではないか?と考えています。

α-3700i_1









前年10月のEOS 850の影響を多分に受けたであろう機体です。もちろん、ミノルタ側の記述に対850用、なんて記述はみられるはずはありません。当時の

α-3700i_9

こんな文献を漁ってみたところで、850 vs 3700i などという構図は存在していません。しかし、影響を受けなかったと考える方が不自然でしょう。

史上最軽量一眼レフ、みたいな記述もあり、現在のパナソニックのLUMIXシリーズに似た売り出し方です。事実、850よりもさらにひとまわり小さいボディです。

α-3700i_7

α-3700i_8

私はG1からのLUMIX G/GHのユーザなのですが、この『LUMIXに似た』が、実は冒頭の『我らが』につながっているのでして、果たして出ているか出ていないかわかりませんが、本ブログがかなりミノルタびいきな所以でもあります。

そのへんは機会に応じておいおい書かせていただくとして、本機の立ち位置は、EOSなしには語れません。

あっと驚く価格帯のEOS 850とその双子の兄弟750に対し、ミノルタは明確にクラスを分けた機体をぶつけます。いわゆる、エントリー機αー5700iと、さらにその下、ファミリー機とでも呼ぶクラスの本機α-3700i です。そうするとキヤノンは700と1000でひとまずマンツーマンディフェンスに移行したあと、その次の世代であの驚異的な守備範囲をもつサブ・シリーズ、EOS Kissシリーズでゾーンディフェンスへ戻り、圧倒的な守備力を見せつけてくるわけです。

この流れはむしろリアルタイムでは感じられない、10年ぐらいを1ページで読むような、歴史小説を読むに似たワクワク感を感じさせてくれます。

α-3700i_2

α-3700i_3

適合するものが手に入らず、アイピースが合っていません。

ぐるっとボディを見回せばわかるとおり、機能を削りに削ったプログラム専用機です。あろうことか、第2世代αの特徴だと誰もが知っている(ちょっと誇張)、あのインテリジェント・カードシステムすら搭載していません。したがって、この時点で、インテリジェント・カードシステムは第2世代αのものというより、α-7700i専用の機構でした。

α-3700i_4

一眼レフとしての最低限のたたずまいは保持しています。

プログラムは2モードあって、通常モードと高速シャッターモードです。この高速シャッターのモードは、間違っても鳥屋さんたち用の野戦用モードではなく、お父さんたちの運動会用モードでしょう。まさにファミリー。

α-3700i_5

左手側軍艦部のすっきり感は、EOS 850と同様です。

α-3700i_6

液晶のPの文字と撮影済み枚数の表示、デカ過ぎです。というか、プログラムしかなく、拡張もできないんだから、Pの表示はいらないんじゃないか!?

露出計は、晴天下のようなところでは若干オーバー、日蔭のようなくらいところではかなりアンダーになってしまうような印象です。プログラムのシフトも、AEロックも、DX無視もできませんので、我慢するしかありません。しかし、記念写真としては十分

中古品として流通することはほぼなく、ジャンクとして100円~500円で手に入るでしょう。

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テーマ : フィルムカメラ
ジャンル : 写真

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No title

   Ken M.さま こんばんは。
 初心者向き=小型軽量の構図を作ったカメラですね。
ここまで機能をはしょる必要があったの?感がなきにしもあらずです。
ここまで単機能にするとかえってズーム付きコンパクトカメラのほうが良いような(^^)。

オプションの専用フラッシュD316iの意味なしリトラクタブル発光部がいかにも「バブル」です。
電源がボディからの接点供給なせいでチャージが遅く、売るときにもあまりお勧めしませんでした。

デフォルトの標準ズームの35~80mm F4~5.6のレンズバリアが脆弱できちんと開かない・・の症状が多く、よくクレームになりました。このレンズはかなり販売の足を引っ張ったと思います。
このころからミノルタのボディはライバルキヤノンの動向をチラ見しすぎて迷走しだしたような気がしますね。

Re: No title

ひらやんさま、いつもありがとうございます。

>    Ken M.さま こんばんは。
>  初心者向き=小型軽量の構図を作ったカメラですね。
> ここまで機能をはしょる必要があったの?感がなきにしもあらずです。
> ここまで単機能にするとかえってズーム付きコンパクトカメラのほうが良いような(^^)。

まさにおっしゃるとおりです。
しかし、当時、我が家は記憶が正しければリコーのオートハーフSEでしたが、ピンからキリまであることなど知らない子供の目には、一眼レフを持っているよそのお父さんがカッコよく見えたものです。本機やEOS 850のような機体は、かなりの需要があったと思われます。

いまや、オートハーフの方が高価に取引されているのがとっても可笑しいのですが・・・。

> オプションの専用フラッシュD316iの意味なしリトラクタブル発光部がいかにも「バブル」です。
> 電源がボディからの接点供給なせいでチャージが遅く、売るときにもあまりお勧めしませんでした。

手元にもありますが、アップもダウンも自動になっていて、結構しっかり作りこんでるのがこれまた可笑しいです。振ってカタカタいうところはツメが甘い、というか、実際に作り手は使ったりしていないのではないか?と思えたり。

> デフォルトの標準ズームの35~80mm F4~5.6のレンズバリアが脆弱できちんと開かない・・の症状が多く、よくクレームになりました。このレンズはかなり販売の足を引っ張ったと思います。

ベクティス用か!?と思えてしまうぐらいチャチ感たっぷりな専用(?)ズームレンズは、さすがの私でも手を出す気にはなれず、ずっと見送っていました・・・。

> このころからミノルタのボディはライバルキヤノンの動向をチラ見しすぎて迷走しだしたような気がしますね。

リアルタイムでもそう感じられていましたか。
初代αで引き込んだ流れを、まったく自分のものにできなかったように思えます。

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