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Pentax SF Xn

エントリ機からプロ機まで、速い段階で厚い布陣を敷いたキヤノンに比べれば遅々としてはいるものの、ペンタックスも少しずつ、前に進んでいきます。

ペンタックスSF Xn、1988年11月、定価78,000円。名前の通り、SF X の後継機ですが、これをペンタックスAF機の2世代目とみるか、マイナーチェンジ機とみるかは、意見の分かれるところでしょう。

SFXn_1.jpg

SF Xとのスペック上の違いは、
 ・ 最高シャッタースピード1/4000秒
  (SF Xは1/2000秒)
 ・連写速度が(2.2コマ/秒)
  (SFXは 1.8コマ/秒)
 ・オートブラケット搭載
 ・ミラーショック、巻き上げ音が小さく。
となっています。

1/4000秒シャッター、2.2コマ/秒、オートブラケットを搭載してSF X と同時期に登場していればEOS の650620のように戦略的な厚みが生まれてよかったかもしれません。ちょっと残念です。









SFXn_2.jpg

一眼レフAF化に伴うボディ・デザインやユーザ・インタフェースを楽しもうという本ブログ的には、こういう中身だけかわったような機体は非常に扱いづらいものがあり、書くことに悩みます。

ボディ・デザインが変わらないのは、買換えに家族の目が気になるお父さんにはよいかもしれません。しかし、よほど稼ぎのよいお父さんならいざしらず、一眼レフなどというものは、なかなか家計に穴をあけずに購入できるものではありませんので、そこまで考えられての類似ではないと思われます。

もうちょっと変えてもよかったんじゃない?という機体です。目立つ相違点は、
 ・ プリントの一部が白から赤に。
  (ペンタ部とAF切替スイッチのモード)
 ・ グリップ部の機種名ロゴの位置
  (SF Xは外側、SF Xnは内側)
ぐらいです。

SFXn_5.jpg

グリップ部内側のSFXの文字が見えるでしょうか?私の個体では消えかかっています。

SFXn_6.jpg

後ろからみると、ペンタ部の液晶まわりが微妙に違います。SF Xの方が液晶が埋まった感じです。

データバックも実はべつもので、SF XのものがDATA BACK F、SF XnのものがDATA BACK FBとなっています。交換は可能なようですが、実際に変えて撮影したりはしていませんので、光線漏れ等のトラップがあるかもしれません。初代のデータバックの方がゴテゴテしていて、私は好きです。どちらにしても、2014年10月現在、QDの日付は終わっています。

残念なのは、液晶のモード表示です。SF X の回でも書いた通り、機体のモードが"Auto"状態にし、そのうえでレンズの絞り値がAであればシャッタースピード優先、レンズの絞り値がA以外(実際の数値)であれば絞り優先、という使い分けとなっています。が、SF Xでは液晶に"Auto"と表示されていた本体の"Auto"モードが、SF Xn では単に"A"となってしまい、本体の"Auto"と絞り優先を混同してしまいそうになります。

SF Xの回では書き忘れていましたが、フィルムのDXを無視して設定した場合、電源をOffにしてもDXの表示が延々と点滅して警告するのは鬱陶しいです。一時期、フィルムを少し過剰に露光させるために少し小さめのISOを指定することにハマっていた時期があり、ちょっとイヤでした。DXのオーバーロード自体にはあまり効果を感じず、その後、止めました。

ファインダ内に絞り値が表示されないのも変わらずで、やはり残念です。

細部のゴツゴツが(SF 7みたいに)失われなかったのは良かったです。

SFXn_3.jpg

SFXn_4.jpg

AF機構は引き続きSAFOX II、なのですが、若干高速化されているとのことです。当時のペンタックスではAFセンサーが変更された場合にのみSAFOXのメジャーナンバーが上がるようで、アルゴリズム等が変わっただけの場合、同じ名前で呼び続けるようです。過大に宣伝しないところが、『ユーザへのアピールが下手』と言われる反面、誠実さともとらえられてマニア受けもするのでしょうね。

ちなみに、次のZシリーズでも引き続き II のままで、その次のMZシリーズシリーズになってようやく次バージョンの IV となります(1995年)。IIIではなく、IVです。どんな経緯があったのか、IIIは今世紀に入って、デジタル一眼用として登場します。



α-7000やEOS 650のように、触ったことがないひとは是非つかってみて!というほどおすすめの機体ではありませんが、SF X同様、この無骨さはSF X/SF Xnの前にも後ろにも存在しないものですので、実際手にしてみると気に入ってしまう人も多いんじゃないかな、と思います。


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テーマ : フィルムカメラ
ジャンル : 写真

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No title

 
 Ken M.さまこんばんは。
SFX nはZシリーズが出るまでけっこう健闘していた記憶があります。
みかけはSFXそっくりですが、店頭でお客さんに販売するときにはオートフォーカスが早くなったことをいつも説明しておりました。ペンタックスカメラ全般に言えますがニコンと違い、「前からお持ちのレンズも使えますよ」で
売った記憶はまったくありません(^^)ゞ。

伝統的?に飛び道具たるポップアップフラッシュの調子をくずす個体が多いのとAF作動音がすさまじくなってくるのが印象に残っておりますね(^^;)。

おっしゃるとおりに80年代のボクシーな良さを感じさせる素晴らしいデザインとインターフェイスです。
現在のデジカメがどんどんオーソドックスになっていっているのと比べるとみんな前を向いていた時代なんだなあ・・・としみじみしてしまいますね。

Re: No title

ひらやんさま、こんばんは。

> 伝統的?に飛び道具たるポップアップフラッシュの調子をくずす個体が多いのとAF作動音がすさまじくなってくるのが印象に残っておりますね(^^;)。

実は、私のSF XnのAF駆動もけたたましく、進歩した静音性を帳消しして余りあります。最初はレンズかと思ったのですが、後から手に入れたSF Xがそれほど激しくなかったので、ボディだと理解しました。注油も考えたものの、素人注油が少し怖くて実施には至っておりません。まぁ、屋外で使う分には、それほど人様の迷惑をかけたりはしないかな、と野戦(?)専用機です。

> おっしゃるとおりに80年代のボクシーな良さを感じさせる素晴らしいデザインとインターフェイスです。
> 現在のデジカメがどんどんオーソドックスになっていっているのと比べるとみんな前を向いていた時代なんだなあ・・・としみじみしてしまいますね。

まさに、それこそ私がハマってしまった理由であります。
こいつ(SF Xn)のトンガリ具合も、スペックでは語れないものがあります。意外に稼働率が高い機体です。

いや、Z-1も好きなんです。どいつもこいつも個性がありすぎて、このころの機体は、一台選べといわれてもなかなか選べません。

こいつらの前の世代は優等生揃いで、それはそれで、やっぱり選べないのですけれども。(A-1とか、Super Aとか、FAとか。)
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