スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Minolta α-9000 (3) ピント不良

引き続きα-9000です。

前々回あげた5つほどの不具合のうち、今回はピント不良について書きたいと思います。

ここで書いていることには多分に私の推測が含まれており、内容を保証するものではありません。同じような作業をされる方は、自己責任での実施を強くお願い致します。

ここでのピント不良は、以下の症状を想定しています。
  ・ AFで合焦した(マーカーが点灯)のにファインダの像がボケていて、レンズの距離指標も変。
  ・ MFで合焦させた(ファインダの像がくっきり)のに合焦マーカーが点灯せず、レンズの距離指標も変。
別の症状として、
  ・ AFで合焦してレンズの距離指標も正しいのに、ファインダの像がボケている。
  ・ MFで合焦させたのに、合焦マーカーが点灯しない。レンズの距離指標は正しい。
というものが考えられますが、ここでは想定しません。


ここで想定した症状というのは、ミラーの傾き不良による光路の異常によるもので、AFセンサーの不具合ではありません。したがって、この症状が出ると、マニュアルでもピント合わせができないという状況になります。

一方、想定外とした症状は、それぞれ
  ・ 接眼レンズやペンタプリズムの異常、
  ・ AFセンサーの異常
が考えられます。









α-9000のAFは、レフミラー中央のハーフミラーを通してボディ下部のAFセンサーに分光して行っています。このAFサブミラーはミラーが下りた状態ではレフミラーと別角度をなしていて、ミラーアップにしたがってレフミラーに追い付く形で上部に折りたたまれ、最終的にはフィルムへの光路を妨げぬようレフミラーに密着します。

ミラーの下降はシャッターボックスの横壁から出ているピンでとめられています。見たところこのピンはいわゆる偏芯ピンで、ファインダへ像を導く際の角度を決めているようです。したがって、ピントのずれは、この偏芯ピンのずれが原因と考えられ、これを微調整することで正常化できそうでした。

しかしこの偏芯ピン、ちょっとのことでは回すことができません。専用工具が必要なのかもしれません。ラジオペンチで回そうとでもすれば、ミラーボックス内を傷だらけにするのがオチです。

そんなある日、それまでピントが合っていた個体のミラーボックスから、小さな薄い金属片がポロリと落ちてきました。3mm×6mm程度でしょうか。以来、その個体でもピントのズレが発生するようになりました。

そこで、ピントだけは合っている別の個体とミラーボックス内の比較を行い、この金属片は、ミラー裏側、ミラーが下りた状態で、ちょうど偏芯ピンに接触するあたりに張り付けられていたものだと判明しました。

α-9000_3-1(赤入り)
(LUMIX GH1、Nikon AF Nikkor 50mm/f1.4Dにて撮影)

どうやら、この金属片はスペーサーとして機能していたようです。

情けなくも、直後にこの金属片を紛失してしまい、正確な大きさ、厚さは不明なのですが、0.3mm程度であったかと思います。そこで、卵のパック等で使われているような硬質プラを同じような大きさに切り出し、瞬間接着剤で張り付けてみました。いきなり張り付けてしまうあたりがいかにも素人で、もう少し確認したうえで張り付けることはできなかったものかと反省しています。

α-9000_3-2(赤入り)
(LUMIX GH1、Nikon AF Nikkor 50mm/f1.4Dにて撮影)

幸いにして、当時のAF精度はわかりませんが、標準レンズの35-70/4では(私の)実用上問題ない程度にはなりました。大口径レンズだと状況は変わるかもしれません。そんなたいそうなものは持っていないため、確かめようもなく・・・・・・。

この後、ミラーボックス内での反射を避けるため、いちおう黒く塗りました。

もちろん、私は本機のサービスマニュアルなどは見たこともありません。したがって、実は出荷時には偏芯ピンで調整されており、カスタマーサービスあるいはサードパーティでの修理が金属板での調整となっていて、私の2台がたまたま同じ修理を受けていただけかもしれません。

人や用途によってはこんなアバウトなやりかたは調整でも修理でもないでしょう。

また、この先ピンとなんどもぶつかる場所ですから、使っているうちに張り付けたプラスチック片が破損・飛散してシャッター幕等を傷つけるといった、それこそ取り返しのつかない状態になる可能性も否定できません。

そもそも、ミラー周辺に手を入れるなど言語道断、というお叱りの声も聞こえてきそうです。

しかし、前回も書いたとおり、ただ飾りとして朽ち果てさせるぐらいなら、タブーに触れてでもなんとか実用したいという欲求に駆られてのことです。同じ想いを抱きつつ方策立たずで使えない状態のα-9000を手放せずにいる方もいるだろうと考え、ここで公開しました。

繰り返しになりますが、これらの加工を試みられた結果、どのような影響をもたらしたとしても、当方は一切の責任を持てませんので、ご利用はご自身の責任においてご判断下さい。




関連記事
スポンサーサイト

テーマ : フィルムカメラ
ジャンル : 写真

コメントの投稿

非公開コメント

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
プロフィール

Ken M.

Author:Ken M.

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

これまでの訪問者数
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
アフィリエイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。