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Pentax SF 7

先月末に第二子が生まれてばたばたしており、ここのところ更新しておりませんでした。
もし、記事を楽しみにしてくださっている方がいるとしたら、申し訳ありません。

さて、順番にいくとすれば今回はニコンのF4となるのですが、こいつはかなり思い入れのある機体ですので少し先におくり、ささっとエントリー機を2台続けて片付けてしまいたいと思います。

今回はSF 7、本ブログ2代目のペンタックス機です。

1988年9月、定価57,000円で登場。ただし、本記事で取り上げる機体はQD(クオーツデート)であり、定価は5,000円高の62,000円です。

SF7-1.jpg









SF Xの廉価版として登場したせいか、ずいぶんとすっきりとした感を受ける機体ですが、その印象を与えているのは、
  ・ 全体的に、SF Xよりまるっこい。
   特に、シャッターボタン周辺が曲線でまとめられた。
  ・ ストロボ部(ペンタ部)の印字がなくなった。
  ・ 露出関連の機能が削られて、左手側軍艦部が
   簡素になった。
ことによるものでしょう。

SF7-2.jpg

視度調整機構が省かれていて厚みが異なるため、アイカップはSF Xと互換性がありません。SF 7用のものの手持ちがなく、本記事の機体には装着しておりません。実は同じぐらいのサイズかなと思ったキヤノンのEOS用のものを装着しようとして、ひとつ壊してしまいました。

SF7-3.jpg

例によって、力の加減をせずに電源を入れると、ビープ音ありのモードに入ってしまうスイッチです。今風にするなら、OFF-ON(ビープ音あり)-ON(ビープ音なし)になると思います。

シャッターボタンの上にあるのは、トラックボールのように2軸のダイアルに見えますが、2軸でもなくダイアルでもない、1軸のレバーです。普通のレバーじゃ面白くないと考えたのか、こっちの方が使いやすいと考えたのか、よりキャッチ―なデザインにしようとしてなのか、こういう余剰なオリジナリティーがたまりません。だれも理解してくれませんが。

本機最大の特徴は、ペンタ部の液晶でしょう。

簡素化されたSF 7が描かれ、カメラの状態がそのSF 7にオーバーラップして表示されます。これはカッコいい。デジタル化する前のカメラであって操作パラメタが限られているので、実用上はむしろまどろっこしいものなのですが、カッコいいのです。

SF7-4_1.jpg Pモード

SF7-4_2.jpg Pモード、マニュアルフォーカス、連写

SF7-4_3.jpg Aモード

SF7-4_5.jpg Sモード

SF7-4_4.jpg Mモード

これを、ぜひファインダ内表示でやって欲しかったと思います。この程度の表示であれば、ミラーレス機のような電子ビューファインダを待たずとも実現できたのではないでしょうか。このカッコよさに匹敵する表示といえば、ファインダ内の電子水準器しかないのでは?と感じています。

ファインダ、といえば、SF X同様、絞り値が表示されません。シャッタースピードも、1/2秒以下はLTで表示されていたSF Xからさらに簡略化され、1/30秒以下でLT扱いです。手振れ限界以下であることを教えてくれようとしているとはいえ、あまりな割り切りです。

ファインダスクリーンは一見交換可能のように見えますが、多分できません。SF X と違い、見えるところにツメがありません。交換しようとして、本機のスクリーンにキズをつけてしまいました。

絞り値はペンタ部の液晶にも表示されなくなったので、Pモードでは絞り値が全く分かりません

冒頭でもちょこっと触れましたが、露出制御関連の機能がごっそり落とされています。
  ・ 露出補正なし。
  ・ DX無視ができない。
  ・ AEロックもない。
  ・ プログラムもシフトなし。
  ・ プログラムは一系統
   (スポーツ&風景がなくなった)
組み込まれた露出プログラムが気に食わなければ、マニュアルを使うしかありません。マニュアルが用意されているだけプログラム専用機よりはまし、とも言えますが、はたして本機の購入層がマニュアル露出を使うでしょうか?

電池の装填方法だけは、SF Xから進歩したといえるでしょう。ねじ止めのグリップを外して装填する形態から脱却です。

SF7-5_1.jpg SF7-5_2.jpg

なお、『ペンタックス』ブランドを所有するリコーイメージングのホームページから、取扱説明書(使用説明書)がダウンロードできます。ついこの間までペンタックスリコーイメージングだったようですが、いつのまにか社名からペンタックスが外れていますね。(2013年8月らしい)

本機が動作確認済みの中古品として出回ることはほとんどなく、ほぼジャンク扱いですが、わりと動いてくれるのではないかと思います。機械式カメラとちがい、AF時代のカメラは通電してひと通り動けばまず露出計も生きているという実感があります。といっても高々100台ほどしか見ていませんし、そのすべてポジでとってみて確認したわけではありませんし、絞り値とシャッタースピードがぽいからといって、実際にその絞りとシャッタースピードが出るわけでもありませんので注意は必要です。

SF XやSF Xnと流通量はそれほど変わらないでしょうか。SF XやSF Xnはたまに中古品としてでいていたりするので、その分目立つということはあるかもしれません。ひと昔前に比べて、中古カメラ屋のジャンク在庫が減っているという話もありますので。

いちおうのフルモード機ですが、ここまで書いてきたとおり、かなり中途半端です(伝わっていればよいのですが)。あまりお勧めはできません。より簡単に同価格帯(500円~2000円)で入手できるSF X、SF Xnの方がおすすめです。

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テーマ : フィルムカメラ
ジャンル : 写真

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No title

 Ken Mさまこんばんは。

お子様のご誕生♪~q(^-^q) q(^0^)p (p^-^)p~♪おめでとうございます!

「売ったことがない度」では、京セラのカメラよりもさらに少ないのがSF7でした。
今では電気屋さんが浸食していますので事情が違うと思いますが、フィルム時代のカメラ業界というのは
非常に狭い範囲での枠内で市井の個人商店さんの棚をうばいあっており、私の勤めていた店は
「ミノルタのお店」でしたのでよほどのお客さんの指名がない限りSF7などは棚から出ることは
ありませんでした。ということであまり印象がありません(^^;)。

印象に残っていることといえば、マウント部の電気接点の不良?が初期には多かったのか
修理で治ってくるたびに「マウント電気接点部交換」と、必ずといって良いほど修理明細に
書かれていたことでしょうか。

おっしゃる通りにペンタ部の液晶表示の楽しさはあらゆるカメラのうちでも最強の部類かと。
コニカのアイボーグが唯一対抗できるかな?あとわかりにくさではニコンのF70がありますが。
ご家族が増えられて大変でしょうがこれからも楽しみにしております(^^)。

Re: No title

ひらやんさま。

いつも貴重な情報、ありがとうございます。

コニカのアイボーグも記憶にとどめき、万一遭遇した場合には捕獲を試みます。

ニコンのF70は確かにわかりにくいですね~。一代限りで終わったようですが・・・。この時代のデザイナ、エンジニアは何を考えていたんだろう?とプラカメコレクションを始めた契機となった一台です。

引き続きよろしくお願い致します。

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