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Nikon F-801

1988年6月、ついにニコンらしい、というか旧来のユーザをターゲットとしたといえるAF一眼レフ、F-801が登場します。定価104,000円。上級機です。

F-801_1.jpg

F-401との違いは
 ・ ファインダ内表示(絞り値&シャッタースピード)
 ・ 史上初の1/8000秒シャッター
 ・ 測光モード切替(マルチパターン&中央重点) 
 ・ ファイルのDX無視
 ・ AEロックボタン
 ・ 3.3コマ/秒連写
 ・ Pモードが三つ
 ・ Pモードでシフト可能
などなど歴然ですが、差額4万円は小さいとはいえず、F-401とF-801の中間に位置する機体を望んだ人も多かったと思われます。が、その想いが実現するF-601の登場までに、さらに2年が必要でした。

残念ながら、AFに動体予測(ニコン流にいえば予測駆動)が搭載されるのはこの直後のF4からです。









本機も相当数が売れたようで、中古品、ジャンク品ともいたるところで見ることができます。Web上で見る限り、いまでも人気のある機種のようです。

F-801_2.jpg

F-801_3.jpg

この時期の機体には個性的なものが多いため、若干平凡感のあるルックスです。

右手側軍艦部の液晶です。

F-801_5.jpg

史上初の1/8000秒シャッター!右下のEの文字はニコン機共通の『フィルム未装填』の表示です。のっぺりとしたダイアルで、モードやファンクションに応じたパラメタを変更します。

本機に限りませんが、電源スイッチがOFF/ON/ON(ビープ音付)となっているのはいただけません。つい力加減をしくじってビープ音ありのモードに入れてしまいます。

いちおう、F-401よりも優秀なAFを搭載していることになっていますが、あまり実感することはありません。ジコジコなやんでいることが多いので、ひょっとすると精度はF-401よりも良いのかもしれません。

大きさはだいたいF-401と同じぐらいです。全高はほぼ同じですが、両肩はF-401の方がほんのすこしだけ高いです。したがって、ペンタ部が高く大きく見えます。

F-801_7.jpg

電池は単三×4で、専用のホルダーを使って装填します。F90のものと互換性がありますが、同じものではありません。F90のホルダーの方が、少しだけ小さく、したがってF-801に装填すると、若干へこみます。

F-801_4-1.jpg F-801_4-2.jpg

ファインダはクリアなのですが、いまいちピントの山がつかみにくいような気がします。



よくある故障は、おそらく次の二つです。

ひとつは、AFセンサーのズレです。これは、MFでピントを合わせたときにはレンズの距離指示が正しいため、α-9000のような、ミラーの角度異常による光路の不具合ではありません。しかし、このセンサー異常には調整方法がありました。以下のブログでその調整方法が書かれています。

  r-bear's雑記帳
  Nikon F-801sのAFを調整してみた。

よくある、と書きましたが、実際には本機ともう一台、手持ちのF-801sでも同じ症状がでており、また上記リンクのような記事を公開されている方がいるぐらいだから、まぁよくあるのだろう、という判断です。

もうひとつの故障というか不具合が、底板の割れです。本機の他の部分にくらべ、底板は若干弱弱しい感じがします。また、センサー異常を直そうとして底板を外す際に、底板を割ってしまうのかもしれません。底板のグリップ側は強くはめ込まれていて、外すときには少し注意が必要です。



プロ機のサブとして使われることも多かったと聞く本機ですが、私はあまり好きな機体ではありません。α-7700iもそうでしたが、性能を求めるならもう少しあとの世代の機体、AF創世記の興奮を感じたいならもっと古い機体、をつい求めてしまうのです。

その他にいまいちなところとして、AF駆動音がかなり大きいこと、AFとMFの切替スイッチが操作しづらいこと、があります。AF/MF切替スイッチは正面から見てマウント右下にありますが、小さくて、手が引っかかりにくいのです。

F-801_6.jpg

それでも、本機は懐かしい気持ちにさせてくれる機体です。ある年齢以上のひとなら、頭にのせたリンゴを自ら投げたブーメランで割る、というテレビCMは記憶にあるのではないでしょうか。コレクションとしては押さえておきたい機体です。

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テーマ : フィルムカメラ
ジャンル : 写真

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No title

 はじめまして。
カメラ好きオヤジのひらやんと申します。80年代の各メーカーの精一杯のまさに
「つわものどものゆめのあと」感の記事が素晴らしくたのしませていただきました。

当方α7700iくらいからF5ぐらいまでの発売期間の間カメラ屋さんで働いておりまして
懐かしさをおぼえておるような次第です。

F801のリンゴをブーメランでチョップするCMは今でも友人とカメラ談義のおりに
ネタになっております(^^)。

これからも楽しみにしております。 

Re: No title

ブログ・オーナーのKen M.です。

コメントありがとうございます。

> カメラ好きオヤジのひらやんと申します。80年代の各メーカーの精一杯のまさに
> 「つわものどものゆめのあと」感の記事が素晴らしくたのしませていただきました

いま80年代90年代のカメラを手にして、それより古い機体から感じるのとは違う温かさは、けっしてエンプラ外装のせいだけではないように思うのです。

> 当方α7700iくらいからF5ぐらいまでの発売期間の間カメラ屋さんで働いておりまして
> 懐かしさをおぼえておるような次第です。

ちょうどこれから私が追いかけていこうとしている時代ですね!
ちょくちょくお寄りいただき、当時の思い出などまたコメントいただければ嬉しいです。

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