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Canon EOS 650

α-7000からちょうど2年、1987年3月に登場し、一眼レフのAFにおけるセカンドインパクトとなった機体が今回のEOS 650です。定価80,000円。あっという間にαからトップの座を奪い返し、キヤノン創立50周年を戦勝ムードで飾ったとされています。

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当時、私はカメラなどには興味のない高校生でした。修学旅行に随伴するカメラマンが2台のEOSを肩から提げているのをみて、『プロがオートフォーカスつかっちゃっていいの?』と思ったの覚えています。本機だったのか、620だったのか、それともブースターなしのEOS-1だったのかはわかりません。ひょっとしたら2台というのも記憶違いで、1台しか提げていなかったかも・・・・・・。

現在、T80をキヤノン自らが失敗だったといえるのは、本機の成功あってのことでしょう。

デザインは、T90の直系というよりは、T80をナデ肩にして横に広げた、という方があっていると思います。左手側の下部の切り欠きが、しばらく先まで続く外観上のアクセントになっています。

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実際に使ってみると、α-7000別次元のすっと合うAFが、新世代を感じさせます。私がかなり新しめの標準ズームを使っているせいもあるのですが、先行メーカーがミノルタ方式(京セラ方式?)のボディ内モーターに流れる中で、レンズ内モーターにこだわり、レンズの進化に追随できるようにしてあることは、ボディあるいはシステムのポテンシャルと考えてもよいでしょう。(さすがにSTMレンズは、使えないか、使えても性能(合焦性能)が出ないでしょう。EOS-1で確認。)

ミノルタ同様、マウントを変更してきたこと、T80のようなエントリー機(プログラム専用機)ではなくフルモードのスタンダード機として登場させたこと、等、相当にα-7000を意識したことは容易に推測できますが、意識するだけでなく、ついにα-7000超えが果たされました。αの前例があったため、マウント変更に対する世間の抵抗は多少小さくなっていたことも計算にいれていたといいます。

T80のコントラストAFではなく、新開発の位相差AFが搭載されました。AF技術者として元京セラのエンジニアを受け入れたという話を聞いたか読んだかしたことがありますが、真偽のほどはわかりません。



ミノルタα-7000、ニコンF-501ペンタックスSF Xの3機と比較されることが多い本機ですが、個人的には他社3機と比較すべきはT80であって、EOS 650は次の世代の機体だと考えています。なぜか、と言われれば、第一回戦はミノルタの完勝、第二回戦でキヤノンの逆転勝利、としたほうがドラマチックになるから、というだけの理由なんですが・・・・・・。

一般的には、動体予測をもって第二世代、多点AFを第三世代と称するのかもしれません。

独特な機能として、深度優先AEという測光モードがあります。シャッター半押しで2点を測距すれば、その2点がちょうど合焦領域に含まれるように絞り(とシャッタースピード)を選択してくれるというAEです。しかし、一見便利なこの機能、どのくらい使われたのでしょうか?プレビュー機能の方が実用的に思います。

露出制御はPSAMフルモード、ただし残念ながらPモードはシフト不可。最高シャッタースピードは1/2000秒。

ファインダは視野率94%の倍率0.8倍で、十分明るいといえます。絞り、シャッタースピード、合焦マーカーといった情報もひと通り表示されます。

中古相場は1000円~2000円で、ジャンク品も500円程度からたくさん出回っています。

ありがちな故障はそもそも通電しないものを除けば、シャッターの粘着に尽きるでしょう。α-9000で取り上げたのと同じ症状です。ネット上でもごろごろ事例が出てきますが、実際の中古市場、ジャンク市場ではきれいな個体もかなりあります。個体数がモノを言って現存数もそれなりなのか、きちんと修理なされて残っているのかはわかりません。個人的には相当数が修理されたのではなかろうかと感じています。なにはともあれ、購入前にシャッター幕だけはチェックすることをおすすめします。

フィルムを使ってみたいひとへのおすすめ度は、プログラムを使わないならα-7000以上です。プログラムを多く使うひとならシフト可能な上位機、後継機の620、630の方がよいでしょう。そちらならオートブラケッティングも搭載されています。明るい単焦点で使いたいなら、シャッタースピード1/4000秒を実現する620一択ですね。中古相場もジャンク相場も650、620、630いずれも同じようなものですが、玉数はやはり650が一番多く、620が一番すくないようです。

私が最初に使ったEOSはかなり後期のEOS 7です。が、はっきり言って、まったく違和感なく使えてしまうのがこの650です。

いただけないのがミノルタ、京セラ、ペンタックス、そしてキヤノンと、まるで示し合わせたかのようなグリップ兼電池室のフタです。ごつい割に使い勝手はよろしくない(電池交換がやりにくい)。この時期の機種群最大(?)のナゾです。アルミの一円玉であけようとすると、一円玉がボロボロになるので、五円玉以上を使うようにしてください。

最後に、T80とならべてみます。似ていると思うのですが、いかがでしょうか?

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EOS650_6.jpg
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