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Kyocera 210-AF/200-AF

1987年10月、230-AFのちょっと下にあたる機種として、京セラから210-AF、200-AFが登場しました。定価は210-AFが64,000円、200-AFが56,000円。いろいろ機能を省いて、エントリークラスに近い仕上がりになっています。とくにビープ音が消せないこととファインダ内の表示が省略されたことが大きいですね。

Kyocera 210-AF&200-AF_1









Kyocera 210-AF&200-AF_2

210-AFと200-AFの違いは合体ストロボへのインタフェースがあるかないか、です。外見上の違いも、ペンタ部の金属製ストロボ用ガイドの有無とグリップ(電池室フタ)の機種名表記だけです。

230AFとの相違点ですが、
 ・ 逆光自動補正、スポット測光、ISO設定(DX無視)が省略された。AEロックはあり。
 ・ ビープ音を消せなくなった。
 ・ 本体の色が黒になった。230-AFはカーキ?オリーブドラブ?
 ・ グリップ(電池室フタ)がやや盛り上がり、グリップ感が向上した。
 ・ 付属の合体ストロボから採光窓が消えた。
 ・ ファインダ内表示から、絞り値とシャッタースピードが消えた。
  (代わりに露出のオーバー/アンダーのマーカーが表示される)

これら相違により、とくに左手側のトップがシンプルになっています。

Kyocera 210-AF&200-AF_5

左が230-AF、右が210-AFです。

230-AFともども、電源スイッチにAE-L(シャッター半押しでAEロック)が存在するのが独特です。一発プログラムモードボタンが、右手側から左手側に移動しました。

Kyocera 210-AF&200-AF_3

写真の201-AFに取り付けたストロボは、実は230-AFのもので、210-AFのものは手元にありません。要するに、ストロボ欠品の210-AFを入手し、余っていた230-AF用のものを流用したものです。したがって、ボディとストロボで色が揃っていません。わかりにくいかもしれませんが、ストロボの色=230-AFの色です。

上のリストにストロボから採光窓が消えたとありますが、これにより、210-AFのストロボを230-AFに取り付けると光を取り込めず、ファインダ内表示が欠けることになります。写真のような230-AFのストロボを210-AFに使うことは問題ありません。

230-AFと210-AF/200-AFの違いのなかで最もインパクトが大きいのは、ファインダ内に絞りとシャッタースピードが表示されなくなったことでしょうね。室内や夕方のような、手振れ限界ぎりぎりにならざるを得ない状況で、いちいちファインダから目を離さなければならないというのはなんとも・・・・・・。

逆に考えれば、そんな手振れにシビアな使い方をするなら230-AFを使え、むしろ手振れ限界といったことを考えずに済むように表示を廃したのかもしれません。さっさと合体ストロボを使いなさい、と。

要するに、事実上のプログラム専用機です。スタンスとしては、余分な機能がない分、α-5000のプログラム・オンリーの方がすっきりしているといえるかもしれません。しかし、α-5000には露出補正がないんですよね・・・・・・。ネガに露出補正が必要か?ということでしょうか。

デジタルになって、初心者が写真を学ぶパスはだいたいのところ、①構図(ズーム) ②明暗(露出補正) ③被写界深度(ボケ、解像感)、・・・というもので事実上標準化されているんじゃないかと思います。で、②から③にかけて絞りとシャッタースピードを意識していくのだと思うのですが、これは、今の機械がエントリー機といえどもなんでも込みだから標準化されたと言えます。

80年代90年代の機械をみていると、プログラム専用のエントリー機があって、フルモードの中上級機があって、じゃあその中間はなんでしょう?というところに各メーカーが悩ませていたように見えます。初心者はまず間違いなくカラーネガを使うと思いますので、あまり明暗(露出補正)というものが意識されなくて、そうなると絞りやシャッタースピードを意識し始める契機がなかなかありません

利用者のステップアップを考慮に入れない大きなコンパクトとしてのエントリー機と、利用者を中上級機に導くためのエントリー機というものがあって、とくに後者が難しかったと推測します。機能をあまり単純にしすぎると上位機の購入につながらないし、詰め込みすぎるとコストがかかった上に敬遠されたり上級機いらないじゃんてことになったりする。

当時は、エントリー機にひとつだけ露出関連の機能をつけるとして、逆光補正をつけるか、±の露出補正をつけるか、AEロックをつけるか、というのはなかなか悩ましい問題だったのでしょう。

今のデジタル一眼の利用状況から考えて、α-5000の購買者の多くは、マニュアル露出という機能があることすら知らなかったんではなかろうか、それどころかα-7000の購買者の多くも露出補正なんか使ったことがなかったんではなかろうか、なんて思うのですが、実際に当時の様子をご存じの方がこれを読まれていたら、ぜひご教示いただきたいと思います。



以下、230-AFと210-AFを並べてみました。いずれも左が230-AF、右が210-AFです。

Kyocera 210-AF&200-AF_4

Kyocera 210-AF&200-AF_6

液晶パネルの表示内容に相違はありません。230-AFに比べ、全体的にカドがとれたデザインになっています。



230-AFに比べ、個体数が少ないようです。海外では230-AF以上に出回った、という話も聞きます。


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テーマ : フィルムカメラ
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