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Minolta α-9000

(以前あった冒頭部は『はじめに』として切り出しました)

ブログの一機種目として、私の最も好きな機体、α-9000を選んでみました。

α-9000
(LUMIX GH1、Minolta MD W.Rokkor 28mm/f2.8にて撮影)

事実上の世界初のAF一眼システムであるαシステムの第一号機α7000の上位機。20年弱のミノルタαの歴史の中で、たった3台のみに与えられた9の数字を掲げるプロ&ハイアマ向けの機体です。1985年8月、α-7000の半年後に¥128,000という価格で登場しました。1985年といえば、大卒初任給が140,000円、サラリーマンの平均年収が約360万円の時代でした。









α7000が未来を感じさせる意匠であるのに対し、上級者にアピールするためか、過去とのつながりを感じさせるデザインです。実際、ジャンク棚のX-700やX-7を、しばしばこいつと見間違えました。

機能上、こいつがほかの機種と最も違うのは、測光モードを一動作で切り替えることができることではないかと思います。平均測光モード(中央重点的平均測光)と3つのスポット測光(標準、ハイライト基準、シャドー基準)が専用ダイヤルで一発です。

特筆すべきはAF速度であり、弟分のα-7000より遅いです。α-7000が単三もしくは単四乾電池x4で稼働するのに対し、本機は2本で駆動します。私の言葉ではありませんが、重いレンズでは駆動しきれないぐらい、AF駆動モータのパワーが足りないそうです。

フィルム巻き上げ&巻き戻しが手動なのはAF一眼としてはおそらく世界唯一、という言われ方をすることが多いのですが、αシステムのなかではかなりの異端児であり、システムをはなれてみれば、すでにAF一眼レフとしてペンタックス ME F(1981年)、ニコンF3AF(1983年)、オリンパスOM30(1983年)があり、それらには手動巻き上げとAF機構がすでに同居しているため、とりたてて注目するところではないように思われます。

しかし、巻き上げレバーはデザイン上、かっこよさの一助となっています。

α-9000_2
(LUMIX GH1、Canon NewFD 50mm/f1.4にて撮影)

モータードライブを組み合わせた姿は、まさにAF化前夜の機体のようです。

α-9000_3
(LUMIX GH1、Canon NewFD 50mm/f1.4にて撮影)

モータードライブMD-90は本体と電源部の二つから構成されており、電源部は乾電池利用のBP90Mとニッカド充電池内臓のNP90Mの2種類が存在します。NP90Mはもはや内臓電池は寿命でしょうし、もちろんメーカーでの交換修理もできませんので、実用するならBP90Mを利用するしかありません。写真はBP90Mですが、単三乾電池12本を飲み込む化け物です。
なお、モータードライブやワインダーからAF駆動用のモーターに電源供給はされないため、つないでもAF事情は変わりません。

* * *

実用品としての入手は難しいと思われます。

弟分のα-7000/5000同様、もはやジャンクとしてしか流通していない機種であり、私も結局4代目にしてなんとか満足いく個体を手にしました。その後、最後の個体からのフィードバックにより、もう一台も稼働可能状態にやっと持ち込むことができました。

α-9000の不具合には、以下のものがよく見受けられ、実際私の4台もいくつかずつこれらの症状を持っていました。
 1. 液晶の液漏れ(にじみ)
 2. グリップの劣化(割れ・ヒビ)
 3. 接眼レンズの落ち込み
 4. シャッターのダンパーゴムの加水分解(シャッターの粘着)
 5. ピントのずれ
他に、レリーズ時に絞りこまれない勝手に絞り込まれてしまう、という症状もネット上で見かけたこともありますが、幸い私は遭遇したことはありません。

1~3の症状はまぁ我慢すれば使えることが多いのですが、4と5についてはなかなか対処は難しいかと思います。ジャンクである以上、店頭での動作確認は難しいかもしれない故、ダメもとでの購入が重要かもしれません。

次回以降のどこかで、使い勝手に関するコメントや注意、ちょっとした修理などの話をかいてみたいと思います。

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テーマ : フィルムカメラ
ジャンル : 写真

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実は・・・・・

大人買いで一機を防湿庫に保管中。フィルムを通したことがありません。ごめんなさい。

Re: 実は・・・・・

> 大人買いで一機を防湿庫に保管中。フィルムを通したことがありません。ごめんなさい。

お名前から察するに、いまはもう中判に移られてしまったのでしょうか?
他にも、大人買いされてしまったものが多々あるのでは、とご推察いたします。
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